アーバンリサーチは11月22日にオープンした実店舗「グランツリー武蔵小杉店」で、情報発信端末「iBeacon(ビーコン)」と3Dプリンタを融合した情報発信を始めた。スタッフコーディネートからアイテムを購入できるアプリ「UR STYLE」を通じて、さまざまな情報を発信。リアルとネットの融合を進めるとともに、新しいオムニチャネルサービスを提供する。
「ビーコン」はアップルがiOS7から搭載した新機能で、iPhoneユーザーなどは実店舗に入店するとクーポンが手に入るといったサービスを受けられるもの。アーバンリサーチはこの機能を活用し、ダウンロード数50万超の「UR STYLE」ユーザーに情報を発信する。
アーバンリサーチは今回、3Dプリンタを使って「アーバンリサーチロッソ」(アーバンリサーチが提供するブランドの1つ)のネットショップのモデルも努めるグランツリー武蔵小杉店店長のフィギュアを作成。店頭に設置したフィギュアに「ビーコン」を埋め込み、来店者のiPhoneに情報を配信する。
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店頭に設置した「iBeacon」を埋め込んだフィギュア
来店者は「UR STYLE」をダウンロードしたiPhoneを持ってフィギュアに近づくと、自動的に情報を取得することができる。情報は武蔵小杉周辺のカフェやショップ、公園といった街のおススメスポットについて、店員自身の目線でまとめたコンテンツを配信する。
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「iBeacon」と3Dプリンタを活用したオムニチャネルのイメージ
「グランツリー武蔵小杉店」はオンラインショップとの2店舗限定アイテムの販売や、デジタルサイネージの情報をもとに店頭で先行予約販売を行うなど、オンラインショップとリアルショップの結び付きを色濃く表現したとしている。
今回の仕組みは、博報堂DYメディアパートナーズとコスモ・コミュニケーションズが提供する、クーポン情報と店舗周辺の街に関する情報を配信するサービス「教えて!びい子」を活用した。
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オリジナル記事:「iBeacon」と3Dプリンタを活用した新しいオムニチャネルにチャレンジ、アーバンリサーチ | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム
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