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完全な状態のオリジナル記事は 「
Google 広告の配信データを活用して、獲得件数を 50 % 増加に成功した dマガジン様の事例」 からご覧ください。
自動ターゲティングによる広告 PDCA に課題
本日は、Google が提供しているソリューションを利用したアフィニティ分析に先駆けて取り組まれた NTTドコモ様と Google マーケティング プラットフォーム (以下、GMP)セールス パートナーの電通デジタル様の事例をご紹介します。
dマガジン(図1)は 2014 年より NTTドコモが提供している電子雑誌の定額読み放題サービスです。
図1 dマガジン
dマガジンではアプリの利用客が多いため、マーケティングとして Google 広告のアプリキャンペーンをよく活用しています。しかし、アプリキャンペーンの場合はターゲティングを選択せず、機械学習によりターゲティングが自動的に選択される為、同一キャンペーン、広告グループ内で複数ジャンルの書影クリエイティブを配信する場合、書影ジャンルとターゲットのミスマッチが起こる可能性が想定されます。これを改善するためには書影ジャンルごとのターゲティング精度の向上が広告の運用上、必須となってきます。
ADH (Ads Data Hub) を活用して獲得効率改善や獲得件数増加に成功
上記の課題を解決するため、dマガジンは電通デジタルが提供する ソリューション 「Affinity Visualizer」 を活用しました。
アプリキャンペーンを行い、配信データを 「Affinity Visualizer」に蓄積し、得られた知見を活用しながら下記の 3 つの施策を行った結果、獲得効率 10 % 改善、獲得件数 50 % 増加に成功しました。
1. アフィニティの発掘
新規獲得のためのアプリキャンペーンから取得した匿名化されたデータを電通デジタルが開発した Affinity Visualizer (図2)に繋げ、キャンペーン毎にどの興味関心軸が広告効果に対して貢献度が高いかを可視化し、次に狙うべきユーザーのセグメンテーションを見つけることができました。
図 2 Affinity Visualizer(電通デジタル開発)
2. 親和性の高いクリエイティブ開発
書影ジャンルごとにユーザーの興味関心を明確にすることで、ユーザーの興味関心に合致するクリエイティブ訴求の設計を行いました。
3. アプリ内イベント別の最適化配信
インストール、アプリログインとより深い地点のアプリイベントの最適化を行いました。
dマガジン ご担当者様より
“これまで取り組めていなかった新規ターゲットの発掘ならびにGACでの課題であった、オーディエンスとコンテンツのマッチング施策に踏み込む施策として機能しました。今後はこの取り込みを踏まえ、さらにオーディエンスとコンテンツの配信精度を高めつつ、クリエーティブのバリエーション出しにも取り組んでいきます。”佐々木 啓悦(NTTドコモ コンテンツビジネス部 書籍ビジネス担当主査 Project General Manager)
電通デジタル ご担当者より
“事前にセグメントを分けて配信しなくても、後から自由に分析できる点で使い勝手の良いソリューションになっています。今回のような自動拡張系のターゲティングメニューの深堀分析と打ち手への接続のほかに、30代女性などのデモグラターゲティングで認知系広告を実施されているクライアントが、PDCA をしやすい適切な粒度にターゲットを分割するために利用されるケースもあります。
従来も属性分析ソリューションはありましたが、今回は Google の持つ属性で分析ができ、分析結果をそのまま Google 広告での配信に繋げられる点が他にはない特色と考えています。”
三谷 壮平(電通デジタル ソリューション戦略部 部長)
投稿者: 姜 哲浩 (広告営業本部 データソリューションチーム)米谷 仁美 (gTech 技術コンサルタント チーム)