Windows 10サポート終了まで残り3カ月! “移行できていない企業”が7割超【SSマーケット調べ】

Windows 11への移行状況は? PCを調達する際に重視すべきポイントは?

SSマーケットは、業務用パソコンの管理・調達担当者545名を対象に、「Windows 11への移行に向けた対応状況」を調査した。2025年10月に予定されているWindows 10のサポート終了に向け、業務用パソコンの移行状況を聞いている。

Windows 11移行、「一部移行済み・未着手・検討中」が7割

Windows 10のサポート終了に伴い、勤務先で入れ替えが必要だった(Windows 10以前のOSが搭載された)業務用パソコンは、全体の何割程度を占めていましたか?

まず、Windows 10のサポート終了に伴い、勤務先で業務用パソコンの入れ替えが必要だったかを聞くと、89.1%が「必要だった」と回答した。入れ替えが必要なパソコンの割合としては、「50%以上は入れ替えが必要だった」と答えた人が63.0%にのぼった。

Windows 11への移行対応について、勤務先の組織の方針・進捗状況を教えてください。

Windows 11への移行状況を聞くと、「全社移行済み」は24.2%にとどまり、「一部移行済み」「未着手」「必要に応じて検討予定」の合計が71.3%を占めた。

対応が進まない理由、1位は「コストや予算の確保が困難」

Windows 11への移行の課題はなんですか?

Windows 11への移行を進める上での課題を聞くと、「コストや予算の確保」(40.4%)、「既存システムや業務ソフトとの互換性」(33.9%)、「移行対応時間の確保」(33.6%)などが上位に。導入・初期設定や人的リソース不足に課題がある企業も多かった。

PCを調達する際に重視するポイント

PC調達時のポイントとしては、「費用の安さ・予算への適合」(44.8%)、「短納期」(40.6%)、「初期設定やキッティングなどの作業を任せられること」(35.2%)など、前項の課題感に対応するような項目が挙げられた。

Windows 11移行の有無にかかわらず、PCの入れ替えや運用管理において ①日常的に業務負担を感じる作業はありますか? ②外部に任せられるなら任せたいと思う作業はありますか?(いずれも複数選択可)

また、Windows 11移行の有無にかかわらず「日常的に負担に感じる作業」「外部に任せられるなら任せたいと思う作業」をそれぞれ聞くと、「初期設定・キッティング」では約半数が負担を感じると答えており、外注意向も最多となった。一方で、「新旧PCのデータ移行」については、41.1%が負担を抱えているものの、外注意向は27.7%にとどまった。

どのようにしてWindows 11対応デバイスを調達しましたか(調達予定ですか?)

PCの調達手段としては、「購入」のみで対応する企業が30.2%、レンタルやリースを含めた柔軟な調達を行う企業が68.0%にのぼった。

調査概要

  • 【調査対象】従業員業務用パソコンの管理・調達担当者
  • 【有効回答数】545名
  • 【調査期間】2025年5月13日〜14日
  • 【調査手法】インターネットリサーチ
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