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相互リンクはSEOに効果的なので積極的にするべき?

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[質問]相互リンクはSEOに効果的なので積極的にするべき?

一般論として、相互リンクは外部サイトからのリンクを獲得できるという点においてSEO的な効果はある。ただし注意事項も数多くあるので、以下、順を追って説明しよう。

基本的に、関連するコンテンツを持つウェブサイト(ページ)間で相互リンクをするのは全く問題がない。例えば、レンタルサーバー会社がレンタルサーバーの話題を扱っているウェブサイトをピックアップして、個別に相互リンク依頼をするのは結構だ。同様に対象とするウェブサイトが相互リンク集をカテゴリ別に分類しており、「サーバー」というカテゴリで相互リンクを依頼するのも全く問題ない。

ただし、次のケースに該当する場合は注意が必要である。

  1. 無差別・大量にリンクを張りめぐらせているサイトとの相互リンク
    例:1ページ(複数ページ)の中に内容を無視して大量のリンクを羅列しているような、例えばSEO効果を狙った相互リンク自体を目的としたサイトなど。
  2. 同時に複数サイトと相互リンクできるネットワークへの参加
    例:参加すると、指定されたHTMLファイルを自分のサーバー上にアップロードすることを要請するような相互リンクネットワーク。

Yahoo!やGoogleで「相互リンク」と検索すると、明らかにSEOを目的とした相互リンクサイトが多数表示されるが、上記1、2のいずれかに該当するものが少なからず含まれているので注意をしてほしい。

こうした相互リンクが危険なのは、例えばGoogleは「どこからリンクが張られているか」(外部からのリンク)だけでなく「どこにリンクを張っているか」(外部へのリンク)も評価に加えており、過剰な相互リンクを結んでいるサイト、信頼性の低い外部からのリンク、外部へのリンクを多数抱えているサイトへのクロール頻度を極端に下げる、あるいはインデックス登録しないという対策に乗り出しているからだ。

「日本はYahoo!のシェアが高いから問題がない」と反論する読者がいるかもしれないが、ある検索エンジンが実施するスパム対策が、検索サービス全体の品質を高めるという観点から合理性が認められる場合、他の検索エンジンも同様の仕組みをアルゴリズムに実装するものなのだ。短期的に見れば上記にあげた1、2の相互リンクは効果を上げるかもしれないが、いずれリンク効果が薄れる可能性が高いことと、そもそも倫理的な観点から適当な行為とはいえないので、地道にウェブサイトを見つけて、適切と判断した後に、個別に依頼するのが得策だろう。

こんな相互リンクサイトに注意!
こんな相互リンクサイトに注意!

※この記事は、『Web担当者 現場のノウハウ vol.1』掲載の記事です。

※記事の内容は、執筆時点のものです。検索エンジンの仕様は頻繁に変わるため、将来においてもこの内容がそのまま該当することは保証できません。

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用語集
HTML / SEM / SEO / アップロード / インデックス / クロール / リンク / 検索エンジン / 相互リンク
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