5年後のマーケティングは、AIによってどう変化するのか？

皆さん、こんにちは。Web担編集部の四谷です。今週は四谷が担当します。

今まで、二村さんと2人でウィークリーを担当していましたが、名久井さんが編集部に加入してくれたので、名久井さんと二村さんと私の3人で1週ずつの当番制に変わります。引き続きよろしくお願いします。

今日は、11/15。Web担主催のオンラインイベントの開催日です。11:00～スタートしますが、フェンシングの太田氏からお話いただきます。詳しくは、こちらを。当日のお申し込みも受け付けていますので、ぜひお時間あればご参加ください。 https://webtan.impress.co.jp/events/202111

さて、11月はビジネス系イベントの開催が目白押しの時期です。「それはなぜか…？」 ウソかホントかわかりませんが、「来期の予算組みをするための情報収集をし始めるのがこの時期だから、11月に大規模な展示会などが多いんだよ」と聞いたことがあります。そんな余談はどうでも良くて…w

今日は、リアルイベントの価値とは？ という漠然としたテーマでお話したいと思います。

● リアルイベントの価値とは？

コロナになってから多くの企業がオンラインイベントを実施するようになっています。オンライン化によって参加者は、「移動時間や場所を気にせず気軽に参加できるようになった」一方で、協賛する企業にとっては「リードの質が悪い（＝商談化しづらい）」という声も聞きます。

私にとって、リアルのイベントは、読者さんやクライアントさんと会える重要な場所なので、以前と同じように、すべてのイベントをリアルに戻すのは難しいにせよ、来年以降は一部リアルのイベントに戻していけるように動いていきたいと思っています。

そこで重要になるのが、参加者さんの価値ですよね。

オンラインで簡単に情報収集できる状況になった今、わざわざ会場に足を運んでまでセミナーを聞く価値とは何だろうか…？ と。参加者にとって、この価値を提供できないと、リアルイベントが成功するのは難しいのかな、と思っています。

じゃ、その場所に行きたい、と思う価値ってなんだろう？ と。たとえば、

• サブスクで聞けるのに、わざわざ好きなアーティストのコンサートに行く動機、価値って何だろう？
• ダゾーンでサッカーの試合は見られるのに、わざわざ会場にいく動機、価値って何だろう？
• ミュージカルを見に行きたいと思う動機、価値って何だろう？
• オンライン授業じゃなく、対面授業だと得られる価値って何だろう？

といろんなシーンを想像して、価値や動機を列挙していくとビジネス系媒体のリアルイベントに足を運ぶ価値が見えてくるのではないかと思っています。そういったことを考えながら、来年以降、読者の皆さんとリアルでお会いできる場を設けられるように努力していきたいと思います。

●おまけ：無形商材のビジネス系展示会の未来

先日、展示会＋セミナー形式のイベントに参加してきました。家電や自動車などの展示会は、人がかなり戻ってきていると聞いていたので、ビジネス系セミナーの展示会もコロナ前ほどではないものの、7割くらいは戻ってきているのではないか…と予想していたものの、肌感では半分以下くらいの人の入りでした。

なぜ、こんなにも取り扱うテーマで集客に違いがあるのか…。まぁ、簡単ですよね。人が戻ってきている展示会は、「手に触れて、目で見て、体験できる」んです。つまり、人が戻ってきている展示会には、五感を刺激する要素がたくさんあふれているんです。

ビジネス系の展示会に参加して感じたことは、企業の多くは「名刺情報をもらえればOK」と考えているのではないか…と。Webサイトにも載っているような通り一辺倒な説明は聞けるものの、もっと詳しい説明、自社の事情を踏まえた悩み事を聞くと、答えられない…。デジタル上で得られる情報量に、リアルの展示会が負けているのではないかと…。

もしかすると、ビジネス系媒体の展示会は、「情報量」や「五感の刺激」というのがヒントになるのではないかと思っています。B2B領域のマーケターさん、これは腕の見せ所なんじゃないでしょうか。

ということで、今週も頑張りましょうー！

Web担の編集後記も毎月末に更新してますので、よろしければご覧ください：
https://webtan.impress.co.jp/editors_note