AIによる顔印象分析で、自分に似合うアイシャドウが自販機で買える!? 「KATE iCON BOX」を体験してみた
カネボウ化粧品のブランド「KATE」は、AIによる顔の印象分析をもとに、一人ひとりに合わせた4色のアイシャドウを提案、自動販売機のように商品が出てくる什器「KATE iCON BOX」を開発。この自動販売機が原宿の「@cosme TOKYO」に2月8日まで設置されていると聞いて、早速編集部員が体験してみた。
今回AIにおススメされたのは、このアイシャドウ。
次世代のコスメ自販機「KATE iCON BOX」は何がすごい?
原宿駅 表参道口を出て目の前にある@cosme TOKYO。その一角に「KATE iCON BOX」は設置されている。黒地に赤いロゴの自動販売機は、KATEのコスメパッケージのイメージそのままだ。
この「KATE iCON BOX」、簡単に言うと「AIが顔を分析して自分に似合う4色のアイシャドウを提案してくれて、仕上がりイメージもわかって、カスタマイズもできてフィルムに名前も入れられる自販機」だ。
メイクをしない方は、「何がすごいの?」と思うかもしれない。たしかに、4色のアイシャドウパレットを好きに組める商品はある。しかし、好きに組める商品は捨て色(似合わない色、使いこなせない色)を作らないように、自分に似合うと知っている色や無難な色を選びがちだ。筆者だけかもしれないが(笑)。
プロのカウンセリングを受けたり、スタッフさんと相談したりしなくてもAI技術によって自分に似合う新しい色が見つかる、意外な組み合わせが見つかるのは、すごいことなのだ。
分析から購入まで5STEPで約3分
早速分析から購入までを体験してみた。
自動販売機の前、足マークの上に立って「START」の文字をタッチするとサービスが開始。マスクを外して自動販売機上部についているカメラを見て、顔を画面上の枠に近づける。明るさ・正面を向いているか・顔の位置のすべてに問題がなければスキャンが始まる。
再度STEP1と同じように撮影を行う。ここまで終われば、マスクを着用してOK。少し待つと分析結果が表示される。分析結果にはおススメのアイシャドウ4色と、塗り方などが含まれる。さらに、実際にメイクしたときにどうなるかのシミュレーションが可能だ。
メイクをシミュレーションしてみて、色の組み合わせに違和感があれば好きな色に変更することもできる。
アイシャドウパレットにセットする保護フィルムに名入れするかどうか、または入れたい文字を入力する。これで自動販売機での操作は完了だ。
「KATE iCON BOX」からは、アイシャドウ4色と、KATE オリジナルアイシャドウパレット、保護シートが出る。出てきたアイシャドウ4色をレジで購入すれば持ち帰れる。
商品が出てくるまでの待ち時間は、画面に表示されている二次元バーコードを読み取ると、分析結果とオリジナルパレットの画像をLINEやTwitterでシェアできる。おススメのアイシャドウの塗り方が書いてあるので、保存しておくと便利だ。
体験した感想は「楽しい」
普段筆者が使っているアイシャドウは以下の写真のような色が多い。普段使い用の茶系の色や、差し色に使う赤系、金色などだ。そして自分で選ぶと、どうしてもイエローベースの肌に合う色を意識して買ってしまうので似たような色になってしまう……。
今回の体験は開店前にご協力いただいたのでその場で購入せず、AIでおススメされた色味に近いものを使用して体験後にKATEの松本さんがパレットにセットしてくれた。
青系の色は似合わないと思っていたので、パレット左上の明るいブルー系の色(クールミント 055)は自分では買わない色だ。これはAI分析でもおススメされた色に入っていた。本当に似合うのかな? と思いつつ、分析結果のアドバイス通り暖色系の色をベースにして差し色として目尻に置くと、違和感なく普段とは雰囲気の違うアイメイクができて感動だ。イエベにもブルーのアイシャドウが使えたのか……!
AIでの顔印象分析により、自分に似合う色、メイクの提案が出てくるのは素直に楽しかった。プロによるパーソナルカラー診断やデパートでのメイクアップカウンセリングを受けた経験もあるが、「KATE iCON BOX」は短時間で分析できて、すぐにおススメされた商品が購入できる手軽さはAI×自動販売機ならではの体験だと思う。
短時間でサービスを受けられるので、だれかと一緒に体験しても違いを楽しめるだろう。
また、分析用の写真を周囲の人に見られるのは抵抗があるという方のために、自動販売機の画面は斜めや横から見られないようになっていたので、安心して楽しんでほしい。
ちなみにお値段はKATEの単色アイシャドウ「ザ アイカラー」715円(税込)4個分のお値段で、2860円(税込)だ。似合う色をAIが選んでくれるという体験とパレット、アイシャドウ代と考えると非常にお得感があるので、ぜひ試してみて欲しい。
※価格は編集部調べ
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