3Eトラップ とは 意味/解説/説明 【3E Trap】
「どのチャンネルでも、だれにでも、すべてを提供しようと、過剰に投資してしまう」失敗のこと。「3E」は「Everyting to Everyone Everywhere」を差す。
マーケティングで陥りがちなミスとして、マッキンゼー社が2000年以前より提唱している(参考書籍「Customer Relationship Management: The Foundation of Contemporary Marketing Strategy」Routledge社など)。
顧客とコミュニケーションを行う場合、マーケティングの各チャンネルでコミュニケーション対象となる顧客は、すでに何らかのセグメントで何らかのコンテキストを持っているはずである。そのため、各チャンネルの役割を明確にし、その役割に優先度をつけてコミュニケーションを設計する必要がある。
しかし一部企業やマーケターは、そうした定義を適切に行わず、あらゆるチャンネルであらゆる顧客に対してあらゆるコミュニケーションを行おうとしてしまう場合がある。こうしたミスを「3Eトラップ」と呼ぶ。