セキュリティソリューションのラックが運営するサイバーリスク総合研究所のデータベースセキュリティ研究所は、Webサイトのセキュリティ対策をまとめたレポート「ログ解析から見えたWebが抱える脅威~無料ログ解析ツールSecureSite Checker Free(SSCF)の利用結果に基づく統計分析~」を10月1日に発表した。攻撃の痕跡が認められた1269件のうち、45%はSSCFによる誤検知とみられ、54%は実際にサイバー攻撃を受けていたことが判明し、25%は攻撃を受けた際に実害を被った可能性があった。
統計データは昨年7月1日~今年6月30日に同社が無料提供しているツールSSCFを実行し、何らかの攻撃を受けたとみられる1269件の実行結果を基にした。攻撃の87%はSQLインジェクションで、Webサイトの訪問者にウイルスなどの悪性プログラムに感染させるスクリプトタグを埋め込むなど、Webページの改ざんが多く発生していたことを確認した。
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