国内AI市場は65%増の116億円。画像認識と言語解析を中心に、2022年度には500億円規模に【ITR調べ】

ITRはAI主要5市場の国内市場規模推移と2022年度までの予測を発表した。

アイ・ティ・アール(以下「ITR」)は、国内の画像認識、音声認識、音声合成、言語解析、検索・探索のAI主要5市場の推移および予測を発表した。


言語解析と画像認識が牽引。2022年度には500億円規模に

ITRの推計による2017年度(2017年4月~2018年3月)のAI主要5市場の合計売上金額は116億円で、前年度比65.2%増の急速な伸びを示した。今後も言語解析と画像認識を中心に継続的な伸びが期待されており、2022年度には500億円を超える市場規模となり、2017~2022年度のCAGR(年平均成長率)は35.6%になるものと予測している。

ITRの舘野真人取締役/シニア・アナリストは「2018年度以降も、工場での検品やインフラの点検・保守などを目的とした画像・動画データの自動識別のニーズは高まる」と予想。「構文解析やキーワード抽出、文章要約といった機能を提供する言語解析も、ビジネス現場での実用化が進み、主要5市場を牽引する」との見方を示した。


調査概要

  • 【調査対象】AI関連製品を提供するベンダー34社
  • 【調査方法】対面調査(直接訪問による聞き取り)
  • 【調査時期】2018年9月~2018年11月
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