ネットショップの開業資金はどのくらい?費用を抑えるポイントと合わせて解説|ECナレッジ

ネットショップを始めたいけれど、どの程度の資金が必要なのか悩んでためらっている人もいるでしょう。この記事では、ネットショップを始めようとしている人に向けて、ネットショップ開業に必要な資金や資金繰りの際の注意点などについて解説します。費用を節約しながらネットショップを開業するための参考にしてください。
※この記事は読者によって投稿されたユーザー投稿です:
  • 編集部の見解や意向と異なる内容の場合があります
  • 編集部は内容について正確性を保証できません
  • 画像が表示されない場合、編集部では対応できません
  • 内容の追加・修正も編集部では対応できません

 

(目次)

  • ネットショップの開業資金はどのくらい?
  • ネットショップの費用は開業方法によって変わる
  • ネットショップ開業前に必要な資金
  • ネットショップ開業後に必要な資金
  • 資金繰りで失敗しないための注意点
  • まとめ

この記事は、ネットショップかんたん作成のshop byが運営するオウンドメディア「ECナレッジ」から転載しています。  https://shopby.jp/ecknowledge/

ネットショップの開業資金はどのくらい?

ネットショップを開業する際には、ショップの規模に応じてある程度の開業資金が必要になります。しかし、ネットショップと一口にいっても開業方法はさまざまです。どの開業方法を選ぶかによって、必要になる資金は大きく異なるので注意しましょう。

また、事務所などを新しく借りずに自宅で開業するケースであっても、パソコンやカメラといった周辺機材、梱包資材などを用意する必要があるのでお忘れなく。

ネットショップの費用は開業方法によって変わる

ネットショップの開業方法は大きく分けて3種類あり、それぞれ費用は異なります。以下では、開業方法ごとに必要になる費用について解説します。

■オンラインモールに出店する場合

オンラインモールとは、ショッピングモールのオンラインバージョンのようなものです。1つのオンラインモールの中に複数のショップが出店する形式です。「楽天市場」や「Amazon」などが代表的な例として挙げられます。

一般的には、オンラインモールに出店する際の初期登録費用と商品が売れた場合の販売手数料、月額利用料などがかかります。金額はモールや契約プランにもよりますが、高いモールでは初期費用が6万円程度、月額利用料金は2万円程度です。モールによっては数か月分を前納する必要があるので、支払のタイミングも忘れずにチェックしましょう。

 ■ASPを利用する場合

ASPとはクラウド型とも呼ばれるタイプで、事業者が用意しているショップ構築システムを使用してネットショップを開業する形態を指します。ショップ運営に必要な機能やパーツなどが揃っており、初心者でも開業しやすいことが特徴です。初期登録費用や月額利用料は提供業者によって異なるので、比較サイトなどで調べてみるとよいでしょう。一般的にはオンラインモールよりも運営費用が抑えられることが多く、リスクを軽減しながら開業したい場合にも向いています。

■自社のECサイトを構築する場合

提供されているサービスを使わず、自社でECサイトを構築する方法です。ショップサイトを自分で作成し運営していく形になるため、ある程度のスキルが必要で手間がかかります。しかし、自社のイメージにあったサイトにしやすいことはメリットです。フルスクラッチやパッケージソフト、オープンソース、CMSプラグインなどを利用します。

自社でECサイトを構築する場合には、費用が大きくなりがちです。ECサイトをすべて自分で構築する場合は0円でも可能ですが、制作を依頼する場合は10万~100万円程度かかるケースもあります。フルスクラッチで構築すれば数千万円かかることもあります。

image
 

 ネットショップ開業前に必要な資金

ネットショップを運営する際、資金が必要になるタイミングとしては、「開業前」と「開業後」に分けて考えると整理しやすくなります。ショップの規模によっても必要になる資金は異なりますが、以下では規模にかかわらずどのショップでも必要になる資金の内訳について解説します。開業前と開業後でそれぞれ参考にしてください。

■サイト制作にかかる費用

サイトを構築する費用は、規模によってさまざまです。自分ですべてデザインして構築する場合は0円といえますが、ネットショップ作成ツールなどを利用する場合は初期費用が0~1万円程度、月額利用料は0~3,000円が目安です。ドメイン取得費は月額200~1,000円、ロゴデザイン費はネットショップ作成ツールのテンプレートを使用すれば無料でもできますが、外注する場合は3万~10万円が相場となっています。

無料ツールもたくさんあります。たとえばNHN godo JAPANが提供するshop byというツールでは、25種類ほど用意されているテンプレートをベースにして比較的自由なアレンジを加えることができます。画像のうえに置くテキストを自在に修正できるのは大きなメリットです。

■システム利用料

サイト作成時には、レンタルサーバー代やカートシステム代などがかかります。レンタルサーバーは容量によって費用は異なりますが、月額1,000~3,000円程度が目安になるでしょう。カートシステム代は、無料のものから月額1万円程度で利用できるものまでさまざまです。決済代行費用は利用する業者によって異なりますので、決済手数料の比較もお忘れなく。

■機材費用

ネットショップを始めるには、商品を登録する必要があります。商品画像のクオリティはそのまま売り上げに影響するので、初めから重視しておくとよいでしょう。商品ページ作成には、例えば、パソコンや商品を撮影するカメラ、照明、画像編集ソフトの利用料などがかかります。機種やグレードにもよりますが、すべて揃える場合は20万~50万円程度が目安です。最近では便利なサブスクリプションサービスもあるので比較してみましょう。

■仕入れ費用・梱包資材代

仕入れ費用については、取り扱い商材によって大きく異なります。そのため、自分が扱いたい商材をしっかりと決めて、ある程度の費用を算出します。おおよそですが、商品販売価格の40~70%が仕入れ価格の目安です。梱包用にはダンボールやテープ、緩衝材などを揃えますが、こちらは扱う商品の数や大きさなどによって費用が異なります。ダンボールワンのような梱包資材専門サイトではサイズやロットによる比較ができますので、出店を検討する段階で確認しておくことをお勧めします。

■家賃

ネットショップを運営する際には、自宅であっても家賃を経費として計上します。例えば、3部屋のうち1部屋を営業場所として使用している場合、家賃の1/3程度を費用として計上します。光熱費も同様です。1カ月にかかった光熱費や通信費などを1/3~1/5程度の割合で計上しましょう。新しく電話線を引く場合には5,000円程度かかります。

 

ネットショップ開業後に必要な資金

ネットショップを開業した後に必要となる資金は、以下のとおりです。

■発送費用(送料)

ネットショップでは販売した商品を顧客に発送する必要があります。意外と見落とされがちですが、お客様は送料をとても気にされます。送料についてはあらかじめ複数の物流業者から見積もりを取るとよいでしょう。配送数が多ければ多いほど割引率も高くなることが多いので、特定の業者と契約したほうがよいケースもあります。送料以外の費用(初期費用や契約金など)がかかるかどうか、月間最低個数の制限があるかどうかなども確認しましょう。

■経理費用

ネットショップを運営する上で、お金の管理は欠かせません。仕入れや受注、運営にかかる経費などを管理するために、会計ソフトを導入したり税理士に依頼したりするのが一般的です。会計ソフトは1万~4万円程度で購入できるものが多いでしょう。税理士に関しては費用に幅があるため、まずは相談して費用を確認することをおすすめします。

■その他費用

チラシや広告などの販売促進費用は、集客をするうえで大事な項目です。googleなど検索エンジンへの広告出稿以外にもいろいろな手法がありますので、事業フェーズやシーズンにより検討します。特に開業初期ではいかに集客するかが大事になるので、売り上げ目標に応じた集客コストを見込んでおくことも大事です。

ショップカードなどもあるとよいでしょう。ネットショップの名刺のようなもので、ネットショップの屋号やメールアドレス、SNSのアカウントなどを明記します。デザインを自分で行って印刷のみ依頼する場合は100枚当たり400~2,000円程度、デザインから印刷まで外注する場合は100枚当たり6,000円~が相場です。ラクスルやプリントパックのようなサイトではテンプレートも充実してて比較的安く作ることができます。

 資金繰りで失敗しないための注意点

ネットショップ運営の資金繰りで失敗しないためには、以下で解説する2つの注意点を意識しましょう。

■売り切れる数量だけ仕入れる

ネットショップを運営する際には、初めから規模を大きくしすぎないことが大切です。一度にたくさんの商品を仕入れてしまうと、売り切れずに在庫を抱えるリスクが高くなります。そのため、開業したばかりのころは特に、確実に売り切れる量を仕入れる工夫が必要です。

また、商品を一度に多く仕入れてしまうと、在庫を保管するスペースも多く必要になります。保管費やスペース代といったコストが増加し、在庫管理などの手間もかかります。

■資金調達の方法を把握しておく

ネットショップを開業する際には、自己資金だけでなく助成金や補助金の活用も可能です。例えば、「IT導入補助金」などは通販サイトの作成でも申請できる補助金です。このほかにも、助成金や補助金制度はあるため、自社で使える制度を探して申請するとよいでしょう。

本格的にネットショップを運営するのなら、金融機関から融資を受けるのも1つの方法です。融資を受ける際には、税理士や弁護士などに相談すると融資を受けやすくなるため、専門家への依頼も検討してみましょう。

まとめ

ネットショップ開業には、さまざまな費用が必要になります。機材費用やサイト制作、仕入れや発送などのコストがかかるため、ある程度の資金を用意しておきましょう。開業費用をできるだけ抑えるためには、ネットショップ作成ツールを上手に使うことも効果的です。

shop by(ショップバイ)は、初期費用と月額料金が無料でかんたんに作成できるネットショップ作成ツールです。希望するショップのURLを決めるだけですぐにショップが持てるため、手軽に開業できます。また、商品が売れるまでコストはかかりません。ネットショップの開業を検討しているのなら、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

eCPM
「eCPM」はeffective Cost Per Milleの略。「有効CPM ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]