ネットショップにおける委託販売とは?メリット・デメリットや受け付ける方法を紹介

委託販売はネットショップで利益を上げる方法の一つです。ネットショップで効率的に利益を上げたい場合は、委託販売の導入を検討することもよいでしょう。この記事では、ネットショップを始めようとしている人に向けて、委託販売について詳しく紹介します。委託販売を受け付けるメリットや方法を知れば、ネットショップ運営の視野が大きく広がるでしょう。
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 (目次)

  • 委託販売とは
    • 委託販売の意味
    • 買取制との違い
    • ネットショップにおける委託販売の特徴
  • 委託販売のメリット
    • ネットショップ運営者の視点
    • 仕入れ元の視点
  • 委託版販売のデメリット
    • ネットショップ運営者の視点
    • 仕入れ元の視点
  • 委託販売に向いている商品
  • 委託販売を受けつける方法
    • インターネット上の掲示板で探す
    • スカウトを受ける
  • まとめ

この記事は、ネットショップかんたん作成のshop byが運営するオウンドメディア「ECナレッジ」から転載しています。  https://shopby.jp/ecknowledge/

委託販売とは

ここでは、委託販売の意味や、買取制との違い、ネットショップにおける委託販売の特徴について解説します。

■委託販売の意味

委託販売とは、他の業者から委託を受け、自分の店舗で預かった商品を販売する方法のことです。自分で商品を作ったり買い取ったりするのではなく、他の業者の商品を店に置くという形になります。
委託商品が売れた場合、あらかじめ設定された手数料を店側が引き、残った金額を仕入れ元に納めます。委託販売は、集客などの業務を担う報酬として販売手数料を受け取るビジネスモデルだといえるでしょう。

■買取制との違い

小売店は買取制で商品を仕入れることが一般的です。買取制とは、メーカーなどからロット単位やパレット単位で商品を買い取り、自分の店舗で販売する方式のことです。この方式では、仕入れ値と販売価格の差額がそのまま店側の利益となります。商品がすべて売れた場合は大きな利益が得られますが、売れ残りのリスクがある点には注意が必要です。

一方の委託販売では、商品を買い取らず販売した数量に応じて手数料を受け取ります。買取制のように在庫を抱えるリスクがない分、気軽に始められる方式だといえます。

■ネットショップにおける委託販売の特徴

ネットショップにおける委託販売の場合、手数料は実店舗よりも低くなる傾向にあります。実店舗の場合、委託商品を実際に展示するスペースを用意しなくてはなりませんし、ネットショップとは異なりテナントの家賃などがかかるため、手数料はやや高めに設定されています。

委託販売の手数料の目安は、実店舗が30~60%、ネットショップが20~50%程度です。いずれにしても、店舗の知名度が高いほど商品は売れやすくなるため、販売手数料は高くなる傾向にあります。

実店舗の場合、個人の雑貨屋のような一般的な店舗なら30~40%程度、大手の商業施設や百貨店に出店している店舗なら40~60%程度が相場です。ネットショップの場合、個人で運営しているショップなら相場は20~40%程度、楽天市場のような大手モールに出店しているショップなら相場は50%程度となります。

委託販売のメリット

委託販売は、ネットショップ運営者にも仕入れ元にもメリットのある方法です。ここでは、委託販売のメリットについてそれぞれの観点から紹介します。

■ネットショップ運営者の視点

ネットショップ運営者が委託販売を行なう最大のメリットは、在庫を抱えて損失を出すリスクがないことです。買取制のように商品を販売する前に買い取る必要がないため、売れ残りなどで赤字になる心配はありません。
在庫リスクが小さいことから、委託販売に特化して手を広げているネットショップも存在します。集客ノウハウさえあれば、委託商品の販売手数料で効率的に収益化することができるでしょう。

■仕入れ元の視点

仕入れ元がネットショップに商品の販売を委託するメリットは、人気ショップであれば商品の知名度が上がることです。人気ショップには多くの客が訪れるため、商品も売れやすく、売れ行きにともなって知名度も上がっていきます。商品が十分な知名度を獲得すれば、委託販売に頼らずとも商品を販売できるようになるでしょう。

また、プロに集客を任せられるため、売上が安定しやすいことも仕入れ元のメリットの一つです。自分でネットショップを立ち上げて商品を販売する場合、運営や集客について一から学ばなくてはなりません。

メリットとデメリットを考えることが重要

委託販売のデメリット

委託販売を始める前に、そのデメリットについても知っておかなくてはなりません。ここでは、委託販売のデメリットについて、ネットショップ運営者と仕入れ元の観点から紹介します。

■ネットショップ運営者の視点

委託販売では売れ残りで赤字を出す心配はありませんが、預かった商品は保管しておく必要があります。委託販売を受けつけるネットショップ運営者側のデメリットとして、まずは商品の保管場所を用意する必要があることが挙げられます。

次に、ショップのコンセプトに合った商品を選ぶ手間がかかる点もデメリットの一つです。ネットショップにはそれぞれのコンセプトがあり、販売する商品はそのコンセプトに沿って選ばなくてはなりません。やみくもに委託販売を受けつけていると、ショップの世界観が損なわれ、顧客への訴求力が低下する恐れがあります。

■仕入れ元の視点

仕入れ元からみたデメリットは、何といっても手数料の問題です。委託販売では手数料が発生するため、自分のショップで販売するよりも利益が少なくなります。特に、人気ショップの場合は高い手数料がかかることが多いので注意が必要です。実店舗に販売を委託する場合は、月々のスペース代を請求されたり、展示品の損失が出たりする恐れもあります。

ネットショップでの委託販売

委託販売に向いている商品

委託販売はハンドメイド商品と相性が良い販売方法です。知名度の低いハンドメイド作家は、常に自分の作品を販売できる場所を探しています。ショップのコンセプトに合ったハンドメイド商品が見つかれば、積極的に委託販売を受けつけることをおすすめします。

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委託販売を受けつける方法

委託販売で利益を上げたいのであれば、自分から行動を起こすことが大切です。ここからは、委託販売を受けつける2種類の方法について解説します。

■インターネット上の掲示板で探す

インターネットにある掲示板などで、委託販売先のショップを探している人が見つかる場合があります。ショップ側からオファーをすれば、先方が取り扱っている商品を販売させてもらえる可能性があります。
このとき大切なのは、ショップの統一感が失われないようにすることです。やみくもに委託販売を受けつけるのではなく、商品の雰囲気が自分のショップと合っているかどうかを確かめたうえでオファーするとよいでしょう。

■スカウトを受ける

仕入れ元から委託販売のスカウトを受ける方法もあります。申し込みの機会を逃さないためにも、ショップで委託販売の募集を掲載しておくと効果的です。ショップの雰囲気を気に入った人がいれば、商品の委託販売を打診してくるはずです。

なお、契約を結ぶ前に販売手数料や送料負担などの条件はよく確かめる必要があります。契約の条件が悪いと、労力に見合った利益が得られない可能性もあるので注意しましょう。

まとめ

委託販売は、在庫を抱えるリスクがなく、効率的に利益を上げられる販売方法です。集客のノウハウを身につけ、仕入れ元に選ばれるネットショップを目指すとよいでしょう。その際、使いやすいツールで思い通りのネットショップを作成することも重要です。相性の良いツールであれば、商品登録やデザインの作業効率があがり、集客や商品探しに十分な時間を与えることができるようになります。

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