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「SEOの意外な裏技」その6:必ずアトリビューション・リンクを張ってもらおう

SEOの世界において、リンクはすべて重要だし、獲得可能なリンクはすべて獲得すべきだ。それが「最適化」の原則だ。しかし、今日に至るまで、検索トラフィックの拡大に力を入れている多くの企業やサイトでさえ、獲得したリンクの最適化を考慮していない。

そのいい例が、英語圏で有名な、だれでも自分のサイトに掲示板を設置できるスクリプトを作っているvBulletinという会社だ。「allintitle:powered by vbulletin -site:vbulletin.com」で検索したときに出てくるサイトを開いてみてほしい。すべてのサイトに、次のようなフッターが付いている。

VBulletin Footer

これを見て僕は泣きたくなった。

なぜかって? 帰属情報(クレジット情報)は書かれているけど、そこにリンクがないからだ。タイトルタグに「powered by vBulletin」というフレーズを含み、グーグル、ヤフー、Live Searchでインデックス化されているページは、ウェブ上に文字どおり無数にある。だが、この中でvBulletinのサイトに対してリンクを張ったページはないに等しい。すばらしいソフトウェアを作成した見返りとしてvBulletinが手に入れたのは、120万のリンクとスコア6のPageRankという(どちらかといえば)控えめなものでしかない。Invisionがやっているのと同じように、インストール用パッケージにデフォルトで自社サイトへのリンクを付けていたら、vBulletinドメインのSEOパワーがどれほどのものになったか想像してみてほしい(Yahoo!で調べてみると、InvisionはvBulletinの15倍のリンクを獲得している)。

意外なところから、もう1つの例を示そう。YouTubeからの例だ。YouTubeの標準的な埋め込みコードを見てみよう。

<object width="425" height="344">
<param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/anxkrm9uEJk&hl=en&fs=1"></param>
<param name="allowFullScreen" value="true"></param>
<embed src="http://www.youtube.com/v/anxkrm9uEJk&hl=en&fs=1" type="application/x-shockwave-flash" allowfullscreen="true" width="425" height="344"></embed>
</object>

リンクがない! 信じられないが、これは事実だ。今度はVimeoの埋め込みコードを見てみよう。

<object width="400" height="302">
<param name="allowfullscreen" value="true" />
<param name="allowscriptaccess" value="always" />
<param name="movie" value="http://vimeo.com/moogaloop.swf? clip_id=1020365&server=vimeo.com& show_title=1&show_byline=1&show_portrait=0&color=&fullscreen=1" />
<embed src="http://vimeo.com/moogaloop.swf?clip_id=1020365&server=vimeo.com& show_title=1&show_byline=1&show_portrait=0&color=&fullscreen=1" type="application/x-shockwave-flash" allowfullscreen="true" allowscriptaccess="always" width="400" height="302"></embed>
</object><br />
<a href="http://vimeo.com/1020365?pg=embed&sec=1020365">SEOmoz Whiteboard Friday-Blogging for Higher Rankings</a> from <a href="http://vimeo.com/user409469?pg=embed&sec=1020365">Scott Willoughby</a> on <a href="http://vimeo.com?pg=embed&sec=1020365">Vimeo</a>.

少し長いコードだけど、関連性が高く、みごとで適切なアンカーテキストを使って、Vimeoサイトへつながるリンクが3つ含まれている。

ソフトウェアを使わせてあげたり、コンテンツや埋め込み可能な素材を提供したり、あるいは自動であれ手動であれ何らかの形で協力しているのなら、クレジットとしてリンクを張ってもらうべきだ。リンクは今も、検索エンジンがウェブ上の「支持票」として認識している唯一の手段だし、自分のサイトにあるオリジナルのコンテンツを活用すること以上に大きな効果を保証してくれるものなど、僕にはちょっと思いつかない。こうしたリンクこそ、グーグルをはじめとする検索エンジンが、適切な帰属情報を提示するために拾い上げたいと考えているものなんだ。検索エンジンに見つけてもらえるようにしておかなければ、検索トラフィックは低下してしまう。

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