商品数が少ない場合は、さまざまな角度から商品を紹介する | 売れるネットショップの法則79
同じ商品でも、角度によって魅力は違う
取扱商品の数が少ない店舗では、メルマガを書こうとしても話題のバリエーションが少なく、毎回似たような内容で送ってしまいがちだ。惰性で出されたメールは読者にも分かるので、なかなか売上につながらない。人によっては「ウチの店はメルマガに向かない」と思い込んで、ほとんど配信しなくなってしまう場合も少なくない。これは本当にもったいないことだ。
商品数が少ない店でメルマガを出す場合は、「商品を多角的に紹介」してほしい。同じ商品でも、用途や特徴をグルーピングして、さまざまな切り口で魅力を伝えるのだ。あらかじめ色んな切り口を考えておいてから、毎回切り口を1つ取り上げ、メルマガのネタにする。ローテーションすることによって商品数が少ない店でも継続的に飽きないメルマガを配信できる。下記のキーワードを参考に商品の魅力や紹介の切り口を増やしてみよう。
切り口 | 紹介方法 | 紹介例 |
---|---|---|
客層 | 購入者、利用者は誰かを想像し、アピールする。 | 子供&お母さん、単身赴任の男性、健康を考える女性など |
用途 | どんな用途に利用されているかを想像しアピールする。 | ダイエット、子供の弁当など |
感想 | 実際の購入者の感想から魅力を抜き出しアピールする。 | おいしい、手軽、安い、毎日が快調など |
競合商品 | 他の商品との違いから自商品の魅力をアピールする。 | 他の雑穀米、一般の米、ダイエット商品など |
メディア露出 | メディアに紹介された実績をアピールする。 | テレビ番組で紹介された、雑誌に掲載されたなど |
利用実績 | 信用ある先での導入実績をアピールする。 | 健康食レストラン、学校、社員食堂など |
内輪ネタ | 店舗関係者や店長の家庭などの、内輪ネタでアピールする。 | 生産者の話、社内でのブーム、我が家の変わった食べ方など |
- 売れるネットショップ開業・運営 eコマース担当者・店長が身につけておくべき新・100の法則。
- 坂本悟史 (@CommerceDesign)
川村トモエ (@cd_kawamura) 著 - ISBN: 978-4-8443-2837-7
- 発行: インプレスジャパン
- 電子書籍版はBookGateアプリでダウンロード購入可能。iPad/iPhoneにBookGateアプリをインストールしたら、アプリを起動して、「ストア」の「本一覧」→「出版社」→「インプレスジャパン」から。
- 筆者の所属するコマースデザイン株式会社のページ
※この記事は、書籍『売れるネットショップ開業・運営 eコマース担当者・店長が身につけておくべき新・100の法則。』の内容を、Web担向けに特別にオンラインで公開しているものです(序章もご覧ください)。
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事実、多くのネットショップ店長からそんなコメントを頂いています。
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