リスティング広告には2つの種類がある
この記事は、書籍『いちばんやさしいリスティング広告の教本』の一部をWeb担向けに特別にオンラインで公開しているものです。
Chapter 1 リスティング広告の目的と考え方を知りましょう
Lessen 02 リスティング広告の種類
検索結果画面に広告を出せる「検索連動型広告」
GoogleやYahoo! JAPANなどで、ユーザーが何か言葉を検索した結果画面に広告を表示できる「検索連動型広告」。ユーザーが「~を知りたい」「~が欲しい」といった何かしらの意図が込められているので、その意図に合った広告を表示できれば、広告の効果は高まりそうです。
例えば、あなたがECサイトでタラバガニを扱っているとします。その場合、「タラバガニ 通販」や「タラバガニ 贈答品」と検索したユーザーが広告を見て、サイトに訪問してくれれば、購入につながる可能性が高くなるのは想像ができますよね?
検索連動型広告は、すでに購入意識をもったユーザーへ直接広告を届けられるのが最大の特長で、非常に効果が出やすい広告と言えます。まずはこの検索連動型広告のノウハウを、以降のレッスンで自分のものにしていきましょう。
ページの内容に合わせて広告を出す「コンテンツ向け広告」
Q&Aサイトなどさまざまなパートナーサイト(レッスン3、48参照)に広告を表示できるのが、「コンテンツ向け広告」です。検索連動型広告が「ユーザーが検索している言葉」に合わせているのに対し、コンテンツ向け広告は「ユーザーが見ているページの内容=コンテンツ」(第8章参照)に合わせて広告を表示します。
例えば高級牛肉や海産物、果物やお酒など贈答品向けの商材を扱うECサイトであれば、Q&Aサイトで「お中元に何を送ればいいか」といった相談事が掲載されているページに広告を表示できれば、新しいお客さんを誘導できる可能性があります。
リスティング広告がアピールできる範囲
下の図は「AISAS理論※」という消費者行動モデルを図で表したものです。検索連動型広告がアピールできるのは、テレビやラジオ、クチコミなどで気になることがあって実際に「検索」した消費者(ユーザー)です。
一方コンテンツ向け広告は、実際に検索という具体的な行動に至る前の「知っている」「興味がある」段階にあるユーザーにもアピールできます。それぞれにカバーできる範囲、できない範囲があることを理解しておきましょう。
いちばんやさしいリスティング広告の教本
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