IE 7以前のブラウザはほぼ消滅、「第6回 企業内Web閲覧環境に関する調査」をWeb広告研究会が発表
公益社団法人日本アドバタイザーズ協会 Web広告研究会は、コーポレートブランド委員会が実施した「第6回 企業内Web閲覧環境に関する調査」の結果を9月16日に発表した。本調査は、先進技術を用いた情報発信が企業内閲覧者に対してどの程度到達可能なのか把握することを目的として、2005年から隔年で実施されている。
調査対象は、 日本アドバタイザーズ協会加盟企業およびWeb広告研究会加盟企業、計559社および官公庁103団体(省庁36、都道府県47、政令市20)。調査期間は2015年6月22日から7月21日まで、180社(うち官公庁13団体)から郵送調査を回収した。
今回の調査結果から、社内でもっとも利用されているブラウザは「Internet Explorer(IE) 8.x」の29%だったが、2013年の前回調査まで増加傾向にあった46%から減少し、「IE 10.x」「IE 11.x」の利用が伸びつつある。また、「IE 7.x」と「IE 6.x」の利用は1%未満になり、ほぼ利用されていないことがわかった。他のブラウザでは、Google Chromeの利用率が前回の9%から19%まで増加している。
社内のWeb閲覧制限では、Facebookの閲覧制限が1割強、YouTubeの閲覧制限が2割弱、Twitterの閲覧制限が2割弱となり、前回調査と比較して制限の割合が緩やかに減少している。FacebookとTwitterは「閲覧、書き込みともに可能」の割合も高い。一方、最も制限が厳しいのは、2ちゃんねるで、「閲覧、書き込みともに可能」の割合は47%だった。
仕事上の目的で使用するデバイス(個人所有)では、企業の公式SNS、企業の記事コンテンツ、企業の動画コンテンツについては、PCの使用率とスマートフォンの使用率が拮抗している。
Web広告研究会では、本調査の報告セミナーを9月29日に東京のコートヤード・マリオット銀座東武ホテルで開催する。一般参加費は5,400円。
第6回 企業内Web閲覧環境に関する調査
http://www.news2u.net/releases/139391
セミナー「最新版 企業内Web閲覧環境調査からみる、企業Webサイト運営のポイント」
https://www.wab.ne.jp/wab_sites/contents/2186
Web広告研究会
https://www.wab.ne.jp/
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