「主要企業Webユーザビリティランキング2015<企業サイト編>」でKDDIが2年連続1位
ブランド戦略コンサルティングのトライベック・ブランド戦略研究所は、15業界・150サイトの使い勝手や安全性などのユーザビリティを評価した「主要企業Webユーザビリティランキング2015<企業サイト編>」の結果を12月3日発表した。KDDIが2年連続でトップとなった。KDDIはいち早くサイトのメディア化を進め、サイト全体で一貫したデザインとユーザビリティが提供できている、と評した。2位はau、3位はNTTドコモで、通信事業者が上位を占め、業界別でも「IT・情報通信」が1位だった。
トライベック・ブランド戦略研究所のユーザビリティ診断プログラムを使用して8月中旬から10月下旬にかけ、「アクセス性」「サイト全体の明快性」「ナビゲーションの使いやすさ」「コンテンツの適切性」「ヘルプ・安全性」に関して94項目を調べた。評価は毎年実施している。KDDIはリニューアルから1年以上たってもユーザビリティ品質に劣化がなく、評価基準となるトップページの企業らしさの「見える化」、マスターブランドへの取り組み、モバイルフレンドリー対応がしっかりしていた。
リニューアルでは、5位のキリンビールと6位の日本ハムは前年にリニューアルで大きく順位を上げ、今回も維持していた。前年調査以降リニューアルしたサイトは51あり、スコアを伸ばしたサイトがある半面、下げたサイトも見られた。一貫したブランド体験の提供と、満足度の高いユーザーエクスペリエンス(UX)が両立できているかが左右したといい、企業はオウンドメディアを改めて整理して最適なUX設計を行い、ユーザビリティ品質を維持・向上させるWebガバナンスの確立が重要、としている。
上位20サイトは次の通り。
(1)KDDI(2)au(3)NTTドコモ(4)JX日鉱日石エネルギー(5)東京メトロ(6)中部電力(7)日本ハム (8)キリンビール (9)三井住友海上火災(10)野村證券(11)日立製作所(12)三菱UFJ信託(13)伊藤忠商事(14)LIXIL(15)味の素(16)スバル(17)ヤマト運輸(18)リコー(19)大塚商会(20)日本生命
業種別の上位10位は次の通り。
(1)IT・情報通信(2)総合電機・エレクトロニクス(3)精密機器・電子部品、証券・その他金融 (5)食品・飲料・生活用品 (6)電力・ガス・エネルギー (7)商社・流通(8)鉄道・運輸(9)銀行・クレジットカード(10)医薬品
トライベック・ブランド戦略研究所
http://brand.tribeck.jp/
主要企業Webユーザビリティランキング2015<企業サイト編>
http://brand.tribeck.jp/usability/ranking/2015/
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