JADMA調査で家電製品を購入する際のリアル店舗利用率は約7割、ネット通販は5割近くに
通信販売事業者などで組織する公益社団法人の日本通信販売協会(JADMA)は、家電製品を購入する際のリアル店舗(実店舗)とネット通販の利用実態調査を実施し、結果を1月13日発表した。利用率はリアル店舗が約7割でネット通販は5割近くだった。リアル店舗で実物を見てネット通販で購入するショールーミングの経験がある層も6割を超えていた。調査は、直近1年で通販を利用したことがある全国の15~69歳の男女1008人を対象に、2015年8月28日~9月1日にインターネットで行った。
直近1年の家電購入者は全体の59.2%で、うちリアル店舗68.2%、ネット通販46.6%だった。10、20代はネット通販が56.4%、54.5%と半数を超えている。家電量販店のリアル店舗、同通販サイトとその他の通販サイトでは、利用率はそれぞれ41.4%、13.6%、33.0%となった。選択理由は家電量販店のリアル店舗はポイントが付く、価格が安い、自宅や職場から近い、の順で、同通販サイトは安い、ポイントに次いで安心感・信頼感が挙げられた。他の通販サイトは安いがトップだった。
ショールーミングでは、63.8%がリアル店舗で見てからネット通販で購入したと答え、特に20、30、40代は70.7%、75.8%、73.7%と7割を超えた。ただ、ショールーミング経験者のうちリアル店舗の通販サイトでの購入者も60.1%にのぼる。反対に通販サイトで情報収集してからリアル店舗に行った層も72.0%あり、ネットで価格を比較した後にリアル店舗で交渉して安値で購入する行動も浸透していた。販売業者はリアル店舗とネット通販を融合した取り組みが必要、と分析している。
日本通信販売協会
http://www.jadma.org/
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