サイバーエージェントのAI研究組織「AI Lab」が静岡大学工学部研究室と共同研究開始

東京大学・明治大学に続いて連携、企業のROIを最大化するための配信技術開発が目的

インターネット広告のサイバーエージェントで広告技術分野のサービス開発を手掛ける組織、アドテクスタジオは、人工知能(AI)を広告技術に活用するための研究組織「AI Lab(エーアイ ラボ)」が、静岡大学工学部数理システム工学科の前原貴憲・助教の研究室と共同研究を始めた、と4月7日発表した。AIラボは1月の設立以来、高度なAI研究技術を持って実用化に積極的な研究室との連携を進め、これまでに東京大学、明治大学と取り組んでいる。今回新たに静岡大学を加え、3大学と共同研究を行う。

前原研究室との共同研究は、RTB(リアルタイム入札)を活用したディスプレイ広告で企業のROI (投資対効果)を最大化するための配信技術の開発を目的にする。前原助教は、機械学習・データマイニング・データベースの分野で若手を代表するリサーチャーで、最適化や数値計算の理論に基づく人工知能技術を研究している。AI Labは今後前原助教とともに、最適化・数値解析の理論を使って企業が設定する広告予算制約の中でさまざまなKPI(重要業績評価指標)を最大化する技術などの研究に力を入れる。

サイバーエージェント
https://www.cyberagent.co.jp/

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