アラハタ世代女性の8割超、遊ぶ場所は「検索エンジン」より「Instagram」で検索 【SHIBUYA109 lab.×MachiTag共同調査】
「SHIBUYA109 lab.」を運営するSHIBUYA109エンタテイメントと、「MachiTag」を運営するジギョナリーカンパニーは、20歳前後(15~24歳)のいわゆるアラハタ世代“around20”の女性を対象に、「SNSのハッシュタグ検索とその実態」に関する共同調査を実施した。
Instagramでも「○○さんと繋がりたい」というキーフレーズ検索が活発
around20を対象に、まず「遊びに行く場所を検索する際に使用する検索ツール」を聞くと、「検索エンジン(Google/Yahoo!など)」57.0%、「Twitter」32.7%を大きく上回り、「Instagram」82.9%が1位だった。
Instagramでの検索は、基本的に「ハッシュタグ」を検索していると考えられる。そこで「ハッシュタグ検索を使うタイミング」について聞くと、「行きたいカフェを探すため」56.4%、「友達と遊びに行く場所を決めるため」52.0%、「ファッションのコーデの参考にするため」37.6%が上位となった。いわゆる“インスタ映え”のために、ビジュアルセンスの高い店舗・場所・アイテムを見つけるのが、検索の主目的となっている模様だ。
さらに「どのような検索を行っているか」を、食(FOOD)、衣(FASHION)、COSME(化粧品)、OTAKATSU(ファン活動)の4ジャンルについて具体的に聞くと、以下のような検索キーワードが上位となった。
食(FOOD)
- 1位:#地名+カフェ
- 2位:#カフェ巡り
- 3位:#地名+グルメ
衣(FASHION)
- 1位:#ブランド名+コーデ
- 2位:#アイテム名
- 3位:#おしゃれさんと繋がりたい
COSME(化粧品)
- 1位:#ブランド名
- 2位:#コスメ
- 3位:#韓国コスメ/メイク
OTAKATSU(ファン活動)
- 1位:#アーティスト/コンテンツの名前
- 2位:#○○好きさんと繋がりたい
- 3位:#隠しきれないオタク
これらのキーワードの使い方を見ると、商品名や人名のピンポイント検索に加え、「カフェ巡り」といった行動パターンでの検索が特徴的だ。
また、単純にアーティスト/コンテンツ名を検索するだけでなく、「○○さんと繋がりたい」というキーフレーズで、同じ趣味嗜好のユーザーを探していることがわかる。コアファンの界隈では、あえてこのフレーズをタグに設定する使い方が、Instagramでも滲透していると考えられる。
Instagramに投稿するのは「友達との写真」/ハッシュタグは「1~2個」
Instagramには、一般的な「フィード投稿」と一定時間で消える「ストーリー」があるが、思い出や“映え写真”にはフィード投稿を、日常的なワンシーン報告にはストーリーが使われることが多いとされている。
そこで対象のaround20に、実際に自分自身がInstagram投稿する内容を聞くと、1位は「友達との写真」70.9%で、以下「カフェや外食のときの写真」52.0%、「プリクラ」33.6%が続いた。
なお、投稿する際に付けるハッシュタグの個数については、 「1~2個」24.2%が僅差で1位。「3~4個」23.1%、「ハッシュタグはつけない」19.6%がそれに続いた。ただし「5~6個」14.0%、「7~10個」9.3%、さらには11個以上付けるという層も1割近く存在しており、やはり独特なハッシュタグ文化が推察される。
調査概要
(1)「SHIBUYA109」に来館した15~24歳の女性(SHIBUYA109 lab.)
(2)渋谷・原宿・吉祥寺エリアで行動する15~24歳の女性(MachiTag)
- 【実施時期】2019年8月
- 【調査対象】
- 【調査方法】SHIBUYA109館内調査、MachiTagによる調査
- 【有効回答】450人
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