電通3社がクラウドサービスを統合してDX基盤構築を支援する「Dentsu DX Ground」設立

電通アイソバー、電通デジタル、ISIDの専門人材400人を集結したグループ横断組織を稼働

グローバルデジタルエージェンシーの電通アイソバーと、デジタルマーケティング事業の電通デジタル、ITソリューションの電通国際情報サービス(ISID)の電通グループ3社は、グループ横断組織「Dentsu DX Ground(電通DXグラウンド)」を1月20日から本格稼働した、と同日発表した。マーケティング領域でクラウドサービスを活用したデジタル化を担う専門人材400人規模の組織で、企業のDX(デジタル技術による事業変革)を支援する。

マーケティング領域では、「Salesforce Customer 360」「Google Cloud」「アマゾンウェブサービス(AWS)」「Adobe Experience Cloud」など複数のCRM(顧客関係管理)ツールや多機能なクラウドサービスを組み合わせる必要がある。システム構築の大規模化や運用の複雑化を担える専門人材が不足しており3社の人材を集約。最適なクラウドソリューションの構築・運用やデータ活用の高度化を企業に提案する体制を構築した。

電通アイソバーは世界45カ国・85拠点の「Isobarネットワーク」の一員としてCX(顧客体験)デザインを軸にしたコンサルティングに強い。電通デジタルはCRMの高度化と顧客基点のDX組織作りやシステム構築に強みを持つ。ISIDは金融、製造、流通、サービス業に顧客を持ち、既存システムとの連携や膨大なデータを扱うシステム構築で実績がある。3社はDentsu DX Groundで知見を持ち寄り、新たなテクノロジーサービスを開発する。

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