Facebookの2020年第4四半期、「成人ヌード・性的行為」の表示頻度が0.03%~0.04%まで低下
「ヘイトスピーチ」の表示頻度は0.07%まで、「暴力的なコンテンツ」は0.05%まで低下。
2021/2/25 8:00 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
Facebookは、「コミュニティ規定施行レポート 第8版」(英語)を公開した。2020年第4四半期(10月~12月)でのFacebookの12のポリシーとInstagramの10のポリシーにおける指標を集計している。
ヘイトスピーチや暴力的コンテンツの表示が徐々に低下
Facebookでは2020年第3四半期(7月~9月)に、初めて「ヘイトスピーチの表示頻度(プレヴァレンス)」を集計・公開。当時は「0.10%~0.11%」と算出していた。そして今四半期(10月~12月)については、「0.07%~0.08%」(コンテンツ閲覧1万件ごとに7~8件)に低下したという。「暴力的で過激なコンテンツ」の表示頻度も前回0.07%から0.05%に低下した。「成人のヌードと性的行為に関するコンテンツ」は0.05%~0.06%から0.03%~0.04%に低下している。
利用者から報告を受ける前にFacebookが対処したコンテンツの割合(事前対応率)は、「いじめや嫌がらせ」において第3四半期の26%から49%に、Instagramでは55%から80%へ改善された。
その他、Facebookで審査対象となり、措置が講じられたコンテンツ数は以下のとおり。件数が増加しているのは、基本的にコメント検出技術の向上によるとのこと。
- 630万件のいじめといやがらせに関するコンテンツ(第3四半期:350万件)
- 640万件の組織化されたヘイト行為に関するコンテンツ(第3四半期:400万件)
- 2,690万件のヘイトスピーチに関するコンテンツ(第3四半期:2,210万件、アラビア語・スペイン語などでの技術向上が理由)
- 250万件の自殺と自傷行為に関するコンテンツ(第3四半期:130万件)
第4四半期におけるInstagram上で措置を講じたコンテンツの数は以下のとおり。
- 500万件のいじめと嫌がらせに関するコンテンツ(第3四半期:260万件)
- 30.8万件の組織化されたヘイト行為に関するコンテンツ(第3四半期:22.4万件)
- 660万件のヘイトスピーチに関するコンテンツ(第3四半期:650万件)
- 340万件の自殺と自傷行為に関するコンテンツ(第3四半期:130万件、コンテンツレビュアーの復帰が理由)
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