競合調査で判明した「ドンキホーテ」の意外なライバル業種とは?【スパコロ調べ】
スパコロは、「競合探索調査 ドン・キホーテ編」の結果を発表した。「ドン・キホーテ」の競合探索を主目的に、15歳~69歳4,169名から回答を得ている。
メイン競合は総合スーパー? 業態別で「スーパー」「ドラッグストア」「ホームセンター」が競合
まず「買い物をしようと思ったときに、ドン・キホーテに代わって選んだり、ドン・キホーテとどちらを利用するか迷うお店はありますか?」と聞くと、ドン・キホーテの1年以内利用顧客2,128人のうち「ある」は71.6%。「ほとんどない」は28.4%だった。
具体的な競合店舗は、200種超があがったが、1位は「イオン」16.3%が最多で、以下「カインズ」7.1%、「コーナン」6.6%、「トライアル」6.3%、「業務スーパー」4.5%となっており、イオンに票が集中している。業態別では、「スーパー」39.7%、「ドラッグストア」28.6%、「ホームセンター/家具店」27.3%が上位だった。
生活用品・衣服・電気製品などの品揃えの多さから、ホームセンターと比較されることが多いドン・キホーテだが、実際には、食品中心のスーパー、医薬品・化粧品などを揃えるドラッグストアが、競合として機能しているようだ。
関東・関西・東海と3つのエリアでわけると、関東は1位「カインズ」10.6%、2位「イオン」9.8%、関西は「コーナン」22.7%、2位「イオン」16.6%、東海は1位「イオン」29.4%、2位「スギ薬局/スギドラッグ/ドラッグスギ」9.3%となっている。各地域の競合進出などの度合いにより特色があらわれているが、やはり創業地である東海で「イオン」が強い傾向が見てとれる。
ドン・キホーテの1年以内購買顧客は5割を超える
ドン・キホーテの利用頻度を見ると、月1以上購入している「ロイヤル顧客」は23.5%、月1未満年1以上購入している「一般顧客」は27.6%だった。一方、今後の利用意向で見ると、積極層(1年以内利用顧客)は4割を超えている。
目的の商品としては、「食品・ソフトドリンク・水」60.8%、「日用品」37.6%、「化粧品・ヘアケア・ボディケア用品」36.1%、「生活雑貨・キッチン用品」34.9%などの日常品が上位だった。また利用理由のトップは「価格が安いから」63.0%が圧倒的で、「意外な商品・面白い商品が見つかるから」28.5%、「大体何でもそろうから/品揃えがよいから」27.1%、「買い物が楽しいから」22.8%が2割台で続いた。
調査概要
- 【調査対象】全国15~69歳の男女
- 【調査方法】インターネットリサーチ
- 【調査期間】2021年4月30日
- 【有効回答数】4,169名(全国の人口構成に合わせたウェイトバック集計を実施)
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