Internet Explorerサポート終了、いまだ半数が使用せざるをえない状況【バルテス調べ】

「Edge」のIE互換モードには2割から「問題アリ」の声。

バルテスは、「Internet Explorer 11サポート終了に関するアンケート調査」の結果を発表した。ビジネスパーソン440人が回答している。

マイクロソフトのブラウザ「Internet Explorer」は、2022年6月16日(日本時間)をもってサポートを終了。新たな脆弱性が発見されても更新プログラムが提供されない状況となっている。一方、長らくWindowsの標準的なブラウザソフトとして提供されてきたことなどから、Internet Explorerを前提条件とするサイトやサービスが、まだまだ数多く稼働している。

「Edge」のIE互換モードには2割から「問題アリ」の声

まず「現在の業務の中でIEを使用しているか」を聞くと、「IEを使用している」12%、「EdgeのIEモードを使用している」35%となり、「利用していない」は53%だった。いまだ半数近くの業務がIEに縛られていることがうかがえる。

「業務でIEを継続使用している理由」を聞くと、「社内の業務システム上利用せざるを得ない」65%が圧倒的多数で、「顧客対応で必要」17%がそれに続く。

なおマイクロソフトが新たに提供しているブラウザ「Edge」にはIEの互換モードが用意されているが、「IEと比べて挙動などに差異や問題があるか」を聞くと、19%が「差異や問題がある」と回答している。具体的には「読み込みスピードが違う」「画面レイアウトの崩れ」「いくつかの基幹業務システムが動作しない」「30日ごとにInternet Explorerモードページの設定が必要とされる」といった指摘があがった。

調査概要

  • 【調査対象】事業所および企業に所属している人
  • 【調査方法】同社の品質向上プラットフォーム「Qbook」でのWebアンケート
  • 【調査時期】2022年6月28日~2022年7月15日
  • 【有効回答数】440人
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