アドビ(Adobe)は15日(米国時間)、オンラインデザインツール「Figma」を展開するFigmaの買収を発表した。買収金額は200億ドル(9月15日時点で約2兆8,660億円)。
Figmaは、ブラウザ上でWebサイトやアプリのデザインやレビューが行なえるデザインコラボレーションツール。エンジニアやプロダクトマネージャーなどデザイナー以外のユーザーも多く利用しており、デザインを生み出し、テストし、リリースするための共同編集プラットフォームとなる。日本においても、楽天やヤフー、LINE、富士通などが導入しており、7月にはFigma Japanが発足したばかり。なお。AdobeはFigmaの競合といえるデザインツール「Adobe XD」を展開している。
今回の買収についてAdobeは、「AdobeとFigmaは、個人とチームのより創造的で生産的な活動を支援するという情熱を共有している。両社の広範な製品ポートフォリオから、ブレーンストーミング、共有、創造性、コラボレーションのための機能を結集する」と説明。FigmaのWebベースのマルチプレイヤー能力により、Adobe Creative CloudのWebでの提供を加速させ、クリエイティブプロセスの生産性を高めるという。
また、Adobeの画像、写真、イラスト、ビデオ、3D、フォントなどの機能をFigmaプラットフォームに導入することで、デザイナーやプロダクトマネージャー、エンジニアなど、製品デザインプロセスのすべての関係者に利益をもたらすとしている。
本記事は、Impress Watchの「アドビ、デザインツールの「Figma」を買収 200億ドル」(2022/09/15)の転載記事です。
ソーシャルもやってます!