コンテンツ記事の外注、1記事あたり何円に設定? 月あたり予算は「20~29万円」が最多【ブルースクレイ・ジャパン調べ】

記事コンテンツ制作を外注する理由は「リソース不足」より「コスパ」。

ブルースクレイ・ジャパンは、「コンテンツマーケティングに対する外注状況と満足度」に関する調査結果を発表した。予算、運用、成果・管理、委託状況の4トピックについて、記事制作を外注している企業担当者にアンケートを行っている(回答数:143人)。

コンテンツマーケティングに挫折した企業は100%止めてしまう?

まず「記事コンテンツにかける1月あたりの外注予算」を聞くと、最も多いボリュームゾーンは「20~29万円」25.40%。これも含め約50%の企業が、記事コンテンツの作成予算を月30万円以下に収めている。

あわせて「1記事あたりの予算」を聞くと、1月あたりの予算が多いほど単価が上がるが、月予算「20~29万円」の企業では、1記事あたり「3~4万円」が51%を占めた。月予算「10~19万円」でも1記事あたり「3~4万円」は46%を占めている。

一方、「記事コンテンツのリライト(記事更新)」について聞くと、「リンクエラー対応など最低限の更新のみ行っている」36.60%が最多。「積極的にリライトを行っている」26.10%がそれに続いた。

「コンテンツマーケティングの成果に対する満足度」については、「非常に満足」18.30%、「満足している」33.10%で、過半数が満足している。一方「ある程度満足だが改善の余地あり」27.50%、「満足しておらず改善したい」14.80%と、合わせて42.30%が“まだまだ改善できる”と考えている。

これを「記事コンテンツのリライト(記事更新)」と掛け合わせて見ると、記事コンテンツのリライトを積極的に行っている企業ほど、成果満足度が高い傾向が見られた。「基本的にリライトはしない」という企業は成果満足度が「満足しておらず止めたい/止めた」が100%で、完全に失敗施策だと受け止めているようだ。

記事コンテンツの外注、リソース不足よりコスパで選択

多くの企業では、記事コンテンツの実際の制作は、外部に委託していることが多い。「記事コンテンツ作成を外部に依頼する理由」を聞くと、「社内のリソース不足」36.6%は4位にとどまり、「コストパフォーマンス」45.80%をあげる企業が最も多かった。以下「ライティングのノウハウ・知見不足」39.40%、「SEOのノウハウ・知見不足」38.00%が続く。

同時に「委託先の切り替え・停止」も盛んに発生している。これを「記事コンテンツの作成費」と掛け合わせて見ると、記事作成費が低いほど、不備・記事内容への不満・自社/業界理解の不足など、基本的な要素で問題が発生していた。クオリティや成果を考えると、想定以上に予算をかけるべきだと言える。

調査概要

  • 【調査対象】記事コンテンツの作成を外注している全国の企業
  • 【調査方法】インターネットリサーチ
  • 【調査時期】2022年8月
  • 【回答数】143人
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