「フェイクニュース」中学生より社会人が騙されている!? 注意してても信じ込む人が多数【スタディプラス調べ】
スタディプラス(Studyplusトレンド研究所)は、「SNSの世代別利用傾向調査」の結果を発表した。学習管理アプリ「Studyplus」ユーザー3,494人から回答を得ている。調査対象は12歳~56歳以上で、「Z世代」を12歳~25歳、「X・Y世代」を26歳以上と定義している。
ほぼ6割がフェイクニュースやデマに騙された経験あり
まず「SNS上で、一度は信じた情報が実はフェイクニュースやデマだったことはありますか?」(騙された経験)を聞くと、「Z世代」63.3%、「X・Y世代」58.4%でほぼ6割が騙された経験があった。より詳細な世代別では、「Z世代(大学生・社会人等)」70.9%が最も多い。最も少ないのは「バブル世代以上」45.5%で、「Z世代(中学生)」54.2%がそれに続く。リテラシーよりもふだん触れている情報ソースなどが理由と思われるが、20代~30代が最も騙されているようだ。
そこで「SNSで情報に触れるとき、フェイクニュースやデマかどうかを、気にしていますか?」と聞くと、「Z世代」89.0%に対し、「X・Y世代」85.9%だった。X・Y世代は気にしていない割に騙されていないという人が多く、気付いていないだけという可能性もありそうだ。
より詳細な世代別でも、全世代の8割以上が「気にしている」としており、「中学生」「高校生」「ミレニアル世代」は意識が高い。
さらに「フェイクニュースやデマかどうかを、何を見て判断していますか?」(ファクトチェックをしているか)を聞くと、「他の人の投稿やメディアの記事を調べる」「投稿者の引用元」に気を配っている人が全世代で多い。さらにZ世代では「投稿へのコメント内容」「投稿者のフォロワー数」「投稿へのいいね数・コメント数」も判断基準になっているようだ。
調査概要
- 【調査対象】全国の「Studyplus」ユーザー(全年齢対象)
- 【調査方法】インターネット調査
- 【調査時期】2022年9月16日~22日
- 【有効回答数】3,494名
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