凸版印刷が「Web3」の技術を生かしたマーケティング支援でScalablyと協業を開始

両社のノウハウや技術を融合、ファンコミュニティやDAOに向けた新サービス開発

凸版印刷は、コミュニティプラットフォームの研究開発・販売などを手掛けるScalably(スケーラブリー)と2月に協業を始める、と2月15日発表した。両社のノウハウや技術を組み合わせ、ブロックチェーン(分散型台帳)技術を活用した次世代インターネット「Web3」の技術を生かしたマーケティング支援サービスの開発や、世界展開を推進していく。

Web3は管理者や仲介者を通さず個人同士で情報管理やコンテンツ提供が可能。さまざまなコミュニティが作られ、コミュニケーションの基礎になるとされる。ブロックチェーンは技術、法規制、利用ノウハウなどのインフラがそろっていないため、マーケティングでの活用を考える企業にとってサービス・製品の導入が難しいことが課題になっている。

両社の協業では、マーケティングに関わるNFT(非代替性トークン)やメタバース技術を使ったコミュニティやソリューションを共同開発する。凸版印刷のマーケティングノウハウと、Scalablyのコミュニティ構築ソリューションを融合し、ファンコミュニティやDAO(分散型自立組織)に向けた新たなサービスを開発。海外展開への開発体制も構築する。

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