中学生のネット終了時間は4年前でギリギリ「午後9時59分」。どれくらい伸びた?【NTTドコモ・モバ研調べ】
GIGAスクール構想の影響? 使用時間が長くなっている傾向。
2023/10/19 8:10 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
NTTドコモ モバイル社会研究所は、「小中学生のネット終了時間」に関する調査結果を発表した。関東1都6県・小学生および中学生とその親600サンプルが回答している。
スマホの使い過ぎは心配? 自覚ある子どもが9割近く
1人1台端末、通信ネットワークなどの学校ICT環境の整備を目指した「GIGAスクール構想」が2021年度からスタート。これにともないスマホやタブレット、パソコンの利用が、小中学生で急速に進んでいる。
まず各家庭において「小中学生がネットを終了する時刻」を聞くと、小学生の8割が「午後9時まで」にネットを終了していたが、中学生は約2割にとどまった。中学生では「12時」「1時以降」も2割程度存在する。
ネット終了時刻の平均を算出すると、小学生は「午後8時34分」、中学生は「午後10時25分」だった。2018年の調査と比較し、小学生で17分、中学生で26分も遅くなっていた。
そこで小中学生に「スマホを使い過ぎてしまうことがあるか」と聞くと、小中の男女いずれも7割を超えた。小学生女子の76%が最低だが、それ以外は90%に近く、ややスマホ依存気味のようだ。
理由については男女・学年問わず、「楽しくてやめられない」が最多。中学生では男女に差が見られ、男子は「暇つぶし」、女子は「友達付き合い」「話題を見逃したくない」が比較的多かった。
調査概要
- 【調査対象】関東1都6県・小学生および中学生とその親
- 【調査方法】訪問留置調査
- 【調査時期】2022年11月
- 【有効回答数】600(性別、5歳刻み、都道府県の人口分布に比例して割付)
ソーシャルもやってます!