Oisixがリサイクル用紙使用率100%ダンボールに切り替え、これまでの約88%から改良

オイシックス・ラ・大地、環境負荷を最低限に抑えて配送に必要な強度を保つ素材を採用

食品宅配大手のオイシックス・ラ・大地は、食材宅配サービス「Oisix(オイシックス)」で届ける冷蔵と冷凍の全ダンボールでリサイクル用紙の使用率を、2月6日出荷分から100%に改良する、と同日発表した。これまでのリサイクル用紙使用率は約88%だったが、改良して漂白剤・着色剤不使用の古紙を100%使用する。ダンボールを生産する際の環境負荷は最低限に抑えつつ、家庭への配送時に必要な強度を保つ素材を採用した。

変更告知で使用した期間限定デザインの新ダンボール(左)と、新ダンボール(右下)

Oisixは、「つくった人が自分の子どもに食べさせられる食材のみを食卓へ」をコンセプトに、有機野菜や特別栽培野菜、合成保存料・合成着色料を使わない加工食品などの生鮮食品を取り扱うEC食材宅配サービス。会員数は全国で39万8958人(2023年9月末時点)。素材の変更告知のため、1月から期間限定デザインの新素材ダンボールで食材を届けていた。ダンボールは廃棄を出さないよう、必要な分をその都度製造している。

2000年に「食にまつわる社会課題を解決したい」と始めたOisixは、ダンボールも同じ想いで改良を重ねてきた。ダンボールを通じたOisixの環境配慮の取り組みについて、顧客から「食卓という日常の中で、自然と共存していくことが無理なくできると嬉しい」、「食材が届くワクワクと同時に、環境に配慮されている点が伝わり、自分も積極的に環境保護に取り組もうという心がけになっている」などの感想が寄せられた。

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