電通がSNS用マンガ・アニメ風動画を簡易に作成するマーケティングツール「MAFA」開発

ゲッティイメージズの生成AIで権利クリアな背景作成、タイムリーな素材作成が可能に

電通は、SNSなどのマーケティング活動で使用するマンガ・アニメ風の動画を作成できるPC用アプリケーション「MAFA(マーファ:Manga Anime For All)」を開発した、と3月19日に発表した。動画の背景を生成AI(人工知能)で作成できる。当面は電通が顧客企業向けサービスで活用し、2024年内はPoC(概念実証)価格でトライアル企業を先着10社募集する。25年以降は企業など一般に使えるサービスとして公開・提供する。

「MAFA」のサンプル画面

人気の漫画家やイラストレーターと企業やブランドに合致した魅力的なキャラクターを開発する。既存のキャラクターの活用も可能。キャラクターを3DCG化してMAFAに取り込むと「モーション」「吹き出し」「背景」などを選択でき、メッセージを入力するだけでオリジナルのマンガ素材・アニメ素材ができる。SNS投稿やバナー広告などタイムリーな「頻度重視コンテンツ」を時間・労力・コストを抑えながら大量に制作・発信できる。

画像ライセンス事業の米国Getty Imagesの日本法人、ゲッティイメージズジャパンが提供する「生成AI by Getty Images」と連携しており、ライセンス取得済の膨大なクリエイティブライブラリだけを学習している。半導体大手の米国NVIDIA(エヌビディア)が開発したビジュアルデザイン用の生成AIモデル「NVIDIA Picasso」を活用して構築されたAIがクオリティが高く、安全に商用利用が可能な背景画像を作成する。

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