サードパーティCookieの廃止撤回、マーケ担当者の48.2%が「賛成」派、10.5%が「反対」派【キーマケLab調べ】
キーワードマーケティングが運営するWebメディア「キーマケLab」は、「ChromeにおけるサードパーティCookieの廃止撤回およびCookie規制」に関する調査結果を発表した。事業会社のマーケティング担当者307人が回答している。
「Cookie依存脱却」に慎重な姿勢も
まず「Google社が『ChromeでのサードパーティCookieを廃止する』とした方針を、撤回したことの賛否」を聞くと、「非常に賛成」19.5%+「やや賛成」28.7%と計48.2%が賛成派。「非常に反対」2%+「やや反対」8.5%と計10.5%の反対派を大きく上回った。ただし「わからない/どちらともいえない」も41.4%で半数近く存在しており、マーケ担当者が慎重になっている様子が感じられる。
賛成派の148人に「廃止撤回を支持する理由」を聞くと、最多は「現在の広告・マーケティング手法を維持できるから」59.5%。「ユーザー行動の追跡が容易なままで済むから」52.7%、「パーソナライズされた広告配信が継続可能だから」41.2%といった声も多かった。
あらためて全体に「サードパーティCookieの廃止撤回がもたらす影響を十分に理解できているか」を聞くと、「十分に理解している」+「やや理解している」は47.9%だが、「あまり理解していない」+「まったく理解していない」も39.0%と回答している。
「理解している」と回答した147人に、「実際のマーケティング施策にどのような影響を与えると思うか」を聞くと、「リターゲティング広告の効果が維持される」52.4、「広告効果測定の精度が維持される」51.7%、「ユーザーの行動分析がより詳細に行える」48.3%が上位だった。
あらためて全体に「サードパーティCookieの廃止撤回により、現在のマーケティング方針を変更したか」を聞くと、「特に変更は予定していない」36.8%が最多で、以下「今後変更する予定」27.4%、「すでに変更した」8.5%の順だった。
「すでに変更した」「今後変更する予定」と回答した110人に、「具体的にどのような変化があったか/今後予定されているか」を聞くと、「サードパーティCookieを活用した広告戦略の継続」57.3%と半数を超えた。以下「プライバシーに配慮した代替技術の併用」48.2%、「コンテキスト広告への注力」40.9%が続いた。
調査概要
- 【調査対象】事業会社のマーケティング担当者(事前のスクリーニング調査にて「ChromeのサードパーティCookie廃止撤回やCookie規制に関する質問に答えられるとした」のみ)
- 【調査方法】IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査
- 【調査時期】2024年10月7日~9日
- 【有効回答数】307人
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