プラネットは、「防犯対策」に関する調査結果を発表した。20代~70代以上4,000人が回答している。
20代の近所付き合い、「密」と「なし」で二極化
まず「自宅にいるとき、玄関に鍵をかけているか」と聞くと、「常にかける」74.5%、「かけているときもかけていないときもある」17.3%、「常にかけない」8.2%だった。
2年前(2023年3月)の調査と比較すると、全体で「常にかけない」が7.2%→8.2%と増加傾向を見せている。性年代別では、「常にかけない:男性・20代」が13.1%→17.6%に上昇、「常にかけない:女性・20代」も10.5%→15.9%に上昇している。特に「常にかけない:女性・30代」は3.9%→12.2%と大幅な増加を見せた。
「玄関に鍵をかけない」という人にその理由を聞くと、「面倒だから」35.7%が最多で、「危険な目に遭ったことがないから」31.4%、「人の出入りが頻繁にあるから」22.1%、「盗まれて困るものがないから」14.9%と防犯意識の低さが目立つ。
次に「近所付き合いをしているか」を聞くと、「ほとんど近所付き合いはない」が43.8%で最多。
年代別で見ると、20代は「ほとんど近所付き合いはない」が61.2%で、全年代で最多である一方、「かなり密な付き合いをしている」5.9%も全年代で最多と、二極化している様子がうかがえる。理由としては、居住域が地元のまま変わっていなかったり、コミュニティを選んで引っ越ししていたり、寮やシェアハウスなどに住んでいたり、若年層特有の理由が推測される。

「近所に住んでいる人の顔がわかるか」については、「半分未満しか知らない」38.1%が最多で、「まったく知らない」23.0%がそれに続く。年代が上がるほど、顔見知りの比率も上がる傾向があり、「70代以上」では30.5%に達している。結論として“近所の人の顔を知らないわけではないが、付き合いはない”人が多いようだ。

「知人以外が自宅を訪問したときに、どのように対応するか」では、「インターホンやのぞき窓で確認したうえで扉を開けることが多い」47.8%が最多で、「知人以外の訪問は無視する」20.4%がそれに続いた。「知人以外の訪問は無視する」は前回調査から増加傾向にあるという。特に男女ともに30代」が増加しているとのこと。
調査概要
- 【調査対象】20代~70代以上男女
- 【調査方法】インターネット調査
- 【調査時期】2025年3月4日~5日
- 【有効回答数】4,000人
ソーシャルもやってます!