観光庁のサイトから見る障害者・高齢者配慮対応の現状
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アライド・ブレインズ株式会社の調査によれば、国のホームページ約55%(80万ページ超)が障害者・高齢者配慮のJIS規格最低基準を満たさずとの結果が出ています。
なお、2011年4月総務省から公開された「みんなの公共サイト運用モデル(2010年度改定版)」によれば、国及び地方公共団体はJIS規格の達成等級AAへ準拠することが求められていますが、現状まだまだ道半ばというところになります。
さて、今回の調査において全50団体のページにおいて42位だったのが「観光庁」。
2020年には東京オリンピックが開催されますが、この状態だと少しまずそうです。
では、「観光庁」のサイトがどのように変遷していたのかInternet Archive: Wayback Machineを通じて見てみたいと思います。
観光庁
2008年10月
http://skan.in/wp-content/uploads/2015/06/ux-check-kankocho1.png
日の丸の赤を基調として、シンプルなページ構成です。
冒頭から数値目標を見せる意気込み・・・いいですね。
2012年5月
http://skan.in/wp-content/uploads/2015/06/ux-check-kankocho3.png
右サイドにバナーエリアが出現しました。
このあたりは震災の影響によるものかと考えられます。
2014年8月
http://skan.in/wp-content/uploads/2015/06/ux-check-kankocho5.png
現在のデザインに変更されました。
アイコンなども使用して非常にスッキリとして見やすくなったと感じます。
では、このサイトどこに問題があるのでしょうか。
今回の調査はみんなのアクセシビリティ評価ツール: miChecker (エムアイチェッカー) をベースにして行われているとのことです。
このmiCheckerで見ていきたいと思います。
音声ユーザビリティ
同一テキストの繰り返しが複数あり、「問題あり」とされています。
これは「7.1.1.1 非テキストコンテンツに関する達成基準」に反しています。
例としては下記となります。<dt><img src="/common/001045771.png" width="22" height="22" alt="注目のキーワード">注目のキーワード</dt>
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