モバイルサイト構築のユーザビリティいろは

7. モバイルユーザビリティ改善のケーススタディ

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7. モバイルユーザビリティ改善のケーススタディ

IMJモバイルで実際に既存モバイルサイトのユーザビリティ改善を実施し効果があった事例として、「ヴィレッジヴァンガードモバイル」を紹介します。ヴィレッジヴァンガードモバイルの場合、特にログデータ・購買データを中心に既存サイトを分析することで一定の成果を上げることができました。

改善例1 商品ページ

改善内容

トップページ以上に入り口ページとしてアクセスのある商品ページなのに、離脱数も多く、直帰率も高いと想定されるため、回遊の導線や、トップページと同等のリンクを配置した。

効果

  • 商品ページへのアクセス:約45%UP
  • カートに商品を入れる率:約38%UP
  • カートに商品を入れてから購入するまでのCVR:約5%UP

改善例2 カートページ

改善内容

買い物かごに商品を入れているのに購入完了画面に到達できないユーザーの割合がPCに比べてモバイルの方が多いため、カートページから購入導線に進みやすいように、購入ボタンを画面上部に追加。

効果

  • 購入完了画面に到達したユーザー数:改善前と比べて約32%UP
購入ボタンを画面上部に追加したことでCVRが改善
◇◇◇

本連載は、IMJモバイル モバイルユーザビリティ研究所における独自のノウハウの紹介やユーザビリティ調査レポートの解説を行うことで、主に企業のモバイルサイト担当者が初めてモバイルサイトを構築する際の参考になれば、というスタンスで1年間続けさせていただきました。皆様にとってこの“モバイルサイト構築のユーザビリティいろは”が少しでもお役に立てていたらスタッフ一同うれしく思います。

「モバイルサイト構築のユーザビリティいろは」としての連載は終了させていただきますが、IMJモバイル モバイルユーザビリティ研究所はこれからもモバイルサイト構築におけるユーザビリティに関するノウハウの収集と情報公開を実施して行きます。今後とも何卒よろしくお願いいたします。

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