3. モバイルメールマガジンに関するポイント
3. モバイルメールマガジンに関するポイント
モバイルサイトへの集客導線として非常に有効なメールマガジンはすべてのモバイルサイト運営者にとって重要な要素となります。連載では次の3点について紹介しました。
- モバイルメールマガジン配信前の検討事項
- メールマガジン登録してもらうための工夫
- 効果的なメールマガジン作成のポイント
3-1. モバイルメールマガジン配信前の検討事項
メールマガジンを配信する際には、前提としてどんなユーザーにどんな情報を提供すれば好まれるかを検討することが重要です。コンテンツ内容やユーザー層にあわせて、メール本文でデコメールを使い、魅力的なメールマガジンとすることも検討する必要があります。
また、モバイルメールマガジンは手元にある携帯電話に直接届くことから、配信時間に注意を払わなくてはいけません。
復習モバイルメールマガジン配信前に押さえておくべき3つのポイント(第5回)
3-2. メールマガジン登録してもらうための工夫
メールマガジンを配信するには、ユーザーに同意を得て会員登録をしてもらう必要があります。そのため、会員登録フローに入る前に必ずプライバシーポリシーを表示しましょう。同意を得るには、「了承する」というチェックボックスを設ける方法や、登録リンクの文言を「同意する」などにする方法があります。いずれも、同意を得て登録を進めていることがわかりやすい表示として有効です。スムーズに登録フローのステップを進められるようにしましょう。
また、最近はドメイン名指定受信など、迷惑メール対策をしているユーザーが多く、登録したメールマガジンが届かないことも考えられます。正常にメール受信を行うための説明はもちろん、送信メールのアドレスやドメイン名を表記しましょう。
- 迷惑メール対策をしているユーザーに対して正常にメール受信を行うための説明をする
- 登録するメールマガジンの送信メールのアドレスやドメインを表記
- 携帯端末のコピー機能を利用して簡単にアドレスやドメインをコピーできる仕組みを取り入れる
- (公式サイトの場合)リンクをクリックするだけでドメイン設定画面に直接ドメインが登録される仕組みを活用する
- メールマガジン登録の一連の流れを事前に説明する
- 空メールが届かない際の対処法をまとめたFAQを用意する
- 利用規約やプライバシーポリシーへの同意を明確に得る
- メール会員登録時の登録情報は最低限に絞る
復習モバイルメールマガジン登録&退会画面におけるユーザビリティのポイント(第6回)
3-3. 効果的なメールマガジン作成のポイント
連載の第7回では、クーポン系メールマガジンやEC系メールマガジンなど、配信内容に応じたメールマガジンのレイアウトのポイントも紹介しました。どのケースにも共通するのが、ユーザーが「メールマガジンを通じてサービス提供者に求めている情報やサービスは何か」というのを分析できているかです。これらを常に意識して提供し続けることが最重要ポイントです。
- メールマガジンのコンテンツ(内容)の精査が最重要
- 広告掲載時には、ユーザーに明確に広告とわかるように配慮する
- 対象ユーザーの環境を考慮した容量設定を実施する
- さまざまなフォントサイズでの閲覧を考慮したレイアウト設計が必要
- 読みやすさを考慮し、長すぎるURLはなるべく避ける
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