モバイル&マス型ユーザーのモバイル利用傾向
モバイル&マス型ユーザーのモバイル利用傾向
モバイル&マス型のユーザーはどんなモバイルの利用の仕方をしているのでしょう。攻略法を検討するために傾向をみてみましょう。
利用タイミング:すきま時間よりもプライベート時間で多く利用
マルチメディア型と同様に、どの利用シーンでも全体平均と比べてモバイル利用率が高い傾向にあります。そのなかでも特に高い利用タイミングは、自宅での趣味や遊びの最中、自宅でくつろいでいる時、就寝前といった自宅でのプライベートな自由時間が挙げられます。また、テレビを見ている最中の接触も高く、モバイルを利用しながらテレビを見る「ながら」視聴が特徴的です(図4)。
利用サイトジャンルと利用機能:エンタメ情報、モバイルコンテンツを利用
他のタイプと比較すると、関心分野として挙げていた芸能・エンタメ情報、着うたやデコメといった楽しむための利用のほか、懸賞やアンケートへの応募、オンラインショッピング、ネットオークションなどのネット上での参加や購買アクションへも積極的なことがわかります。ブログや掲示板といった情報サイトの利用も目立ち、生活者発信の情報をモバイルで気軽に見ている様子がうかがえます。芸能への興味の高さから、芸能人ブログの閲覧も多いのではないかと予想できます(図5)。
PCの利用が少ないことから、いつでもどこでものモバイルと使い分けるというよりは、メインのインターネット端末としてモバイルを利用し、情報収集、参加・購買までをモバイルで行っているような状況です。モバイルをメインに利用していることから、デコメ、きせかえ、着うたなどのモバイル独自のコンテンツの利用が高いのも特徴です。
モバイルサイトへの流入経路
ブックマークや検索からのモバイルサイト閲覧が多く、他タイプに比べるとモバイルメールマガジンからの流入が高い傾向にあります。また、モバイル中心のインターネットの利用傾向が高いことから、メールマガジンの登録数も、他タイプよりも高い傾向にあります(図6)。
モバイルでのキャンペーンへの参加
メルマガを登録する、アンケートに答えるといった参加ハードルの比較的低いキャンペーンとの相性がよいといえます。「購入してポイントを貯める」「購入したその場で当選がわかる」といった、購入にひもづくキャンペーンよりはモバイルですぐに完結できるようなキャンペーンに参加しているようです(図7)。
モバイルサイトのユーザーへの効果
モバイル&マス型のユーザーは、他のタイプに比べ、全体的に意識変容への効果が高いといえます。PCではなくモバイルを情報収集源としているため、意識変容への影響度も大きいのではないかと考えられます。とくに商品・ブランドへの興味喚起や検索行動、購入意向の高まりといった効果が高くなっており、モバイルでのブログや掲示板のなかでクチコミされている内容が気になり、さらに検索するといったシーンが起こっているのかもしれません(図8)。
ソーシャルもやってます!