広告が多いサイトは本当にグーグル検索から消滅したのか?
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広告が多いサイトは本当にグーグル検索から消滅したのか?
そうでもなさそうだけれど広告過多は避ける (WebmasterWorld)
ウェブページのファーストビューに広告が多すぎるサイトの評価を下げるアルゴリズムを、グーグルは今年の2月に導入した。
このアルゴリズム変更で影響を受けたサイトが本当にあるのかどうかという質問がWebmasterWorldで挙がった。
どうやら、この影響で下がってしまったという報告は出てきていないようだ。しかしコメントしたメンバーはみな共通の認識を持っている。それは次のようなことだ。
グーグルが導入したこのアルゴリズム以上に大切なことは、広告ばかりのサイトは訪問したユーザーの利便性を損ねるし外部のサイト管理者がリンクを張りたいとは思わなくなることだ。
グーグルが評価を下げるから広告を減らすというものではない。ユーザーにとってマイナス面が多くなるような邪魔になるほどの広告の設置は控えるべきだという考え方でいよう。
6.4秒 ← ページ表示速度の平均。あなたのサイトはどのくらい速い?
日本は世界最速の国 (Analytics Blog)
Googleアナリティクスにはウェブページの表示速度をレポートする「サイトのパフォーマンス」がある。しかし自分のサイトのスピードが速いのか遅いのかは基準がないのでこのレポートだけでは判断しづらい。
そこでGoogleアナリティクスの米国版公式ブログが、Googleアナリティクスを利用していてデータの共有を許可している世界中のサイトのデータをもとにしたウェブページの表示速度の情報を公開した。
下はデスクトップとモバイル端末におけるページの表示時間の平均を示したグラフだ。
デスクトップの平均は約6.4秒、モバイルの平均は約10.1秒になっている。
ページ表示時間の分布は、デスクトップとモバイルでそれぞれ次のようになっている。
デスクトップでは約35%が1~3秒、約28%が3~7秒になっている。モバイルでは約29%が3~7秒、約27%が1~3秒だ。
自分のサイトが平均より上か下かどのあたりに位置しているかの目安としてスピード改善に取り組みたい。
また日本は世界でいちばん表示速度が速い国であるとのデータも出ている。日本だけの場合、表示時間の平均は約4.1秒、中央値は約2秒だ。
遅ればせながらBingもrel="prev/next"を実装開始
グーグルに比べると効果が物足りない (Bing Webmaster Center blog)
米Bingは、複数のページに分割されたコンテンツを理解するためにrel="prev"とrel="next"のサポートを開始したことをアナウンスした。rel="prev/next"は、同じくページネーション処理ためにグーグルが昨年12月にすでに利用を始めている。
使い方はグーグルと同じだ。ただしグーグルとは違い分割したページの評価をまとめる効果はないとのことだ。一連のページの発見や検索結果の表示の調整に使われるらしい。
サーバーは対象ユーザーの国に置くといい
海外向けサイトを運営しているなら知っておく (Matt Cutts (mattcutts) on Twitter)
あるウェブマスターとグーグルのマット・カッツ氏のツイッターでのやりとりを紹介する。
(質問者)
マット・カッツさん、サーバーのIPアドレスもランキングの要因としてグーグルは考慮しますか?たとえばもし私のサーバーが米国にあって対象ユーザーの国がインドだとしたらどうなりますか?
(マット・カッツ氏)
IPアドレスは影響を与えることがある。
IPアドレスによって判断されるサーバーの物理的な場所は対象となるユーザーが住む国に置いたほうがいいということになる。外国向けのサイトを運用しているウェブ担当者は知っておくといい。
ただ筆者が知る限りでは影響度はさほど大きくないはずなだ。しかしマット・カッツ氏の回答ではその度合いまではわからない。
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