中小企業のための失敗しないWebシステム発注・開発

中小企業のための失敗しないWebシステム発注・開発

Webシステム開発の知識や経験が浅い担当者が失敗しないためのポイントを解説する
中小企業のための失敗しないWebシステム発注・開発プロジェクト成功の可否は“システム開発会社の選定”にある

Webシステム開発の受託側と発注側の両方に長年携わってきた筆者が、本当にあった失敗事例やつまづきやすいポイントを紹介しながら、Webシステム開発の知識や経験が浅い担当者が、自社に最も適したシステム開発会社を見つけ出すための正しい道筋を、全5回に分けて解説する。

よし、うちもECを始めるぞ!
ソーシャルだ!Facebookページだ!
アプリを作るぞ!

そんな掛け声のもと、Webシステム開発がスタートするという、多くの会社でよくある風景。会社の規模や業種を問わず、多くの企業がECへの参入、スマートフォンへの対応、ソーシャルの展開などに取り組もうとしている。

しかし、大企業とは異なり、システム開発の専任担当者がいない中小企業では、システム開発の知識や経験がないスタッフが突然プロジェクトに任命され、右往左往してしまうことがよく見受けられる。そして、そういったプロジェクトの多くは失敗、もしくは不完全燃焼で終わってしまうことが多い。

Webシステム開発全体の流れ

なぜ中小企業のWebシステム開発の多くが失敗に終わるのだろうか。システム開発の受託側と発注側、その両方に長年携わってきた筆者は、失敗の原因の90%は、「システム開発会社の選定ミス」にあると断言する(反対にいえば、選定にさえ失敗しなければ、システム開発はほぼ成功するということだ)。

中小企業が行うシステム開発会社の選定は、発注担当者の知識不足や情報収集不足、開発会社側の情報クローズのせいで想像以上に難しい。

この連載では、発注のスタートラインである開発会社の選定フェーズに絞り、本当にあった失敗事例や躓きやすいポイントを紹介しながら、Webシステム開発の知識や経験が浅い担当者が、自社に最も適したシステム開発会社を見つけ出すための正しい道筋を、全5回に分けて解説する。

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