Webの仕事では「岡目八目」を大切にしていこう
今日は2014年最初のコラムということで、軽めに。お題は「岡目八目」。Webの仕事をしていると、夢中になって物事がちゃんと見えなくなってしまうことが多い。そう思いませんか?
Webの仕事では、「岡目八目」が大切だと思うのです。
「自分のサイトのことは、一番よく知っているはずの自分よりも、第三者のほうが的確なアドバイスができる」という例を多々見てきたからです。
「岡目八目(おかめはちもく)」とは、こんな意味です。
岡目八目
事の当事者よりも、第三者のほうが情勢や利害得失などを正しく判断できること。囲碁から出た語。碁をわきから見ていると、実際に打っている人よりも、八目も先まで手を見越すという意から。▽「岡目」は他人がしていることをわきで見ていること。「目」は碁盤の目の意。「岡」は「傍」とも書く。
Webマスターにしろ、Webマーケターにしろ、その仕事に夢中になってやっていると、意外と物事が見えなくなってくるものです。
実際、的確な分析と判断ができるコンサルの方でも、自分のサイトや自社のマーケ施策のこととなると、「言われてみりゃ、そのとおり」ということでも他人に指摘されないと気づかないことが、けっこうありますよね。
なぜ、Webの仕事は岡目八目なんでしょうか。
- 今のその状態に慣れていて、それが当然だと思ってしまう
- 自分がこれまでやってきた経験に偏ってしまう
- 工夫して苦労して作ってきたデザインへ思い込みをもってしまう
- いろんな事情でやりたくてもできないことに無意識に目をつむってしまう
- 実際に実行する際の手間や面倒を想像できるが故につい避けてしまう
これだけではないと思いますが、熱心なWeb担当者さんのほうが、「当事者として夢中になって、いろいろと見えなくなってしまう」傾向があるような気がします(もちろん、客観的に判断できる優秀な方もたくさんいらっしゃいますが)。
だからこそ、いろんなWeb担当者さんと話して意見を聞いたり、第三者からのコンサルティング(アドバイス)をもらったりするのが、あなたのやっているWebの仕事をより良い方向に進めるのに大切なんだと思います。
私は2014年のモットーを「岡目八目」にしようと思っています。
あなたも、熱心に、夢中になって、真剣に取り組み続けるのもいいですが、今年はいちど立ち止まって、少し客観的な意見に耳を傾けてみるのはいかがでしょうか。
今年もWeb担をよろしくお願いします。
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