トレたまに取り上げられるときに、Web担当者は浮かれていてはいけない
今日は、「トレたまに取り上げられるときは、浮かれずにこういうことをちゃんとやりましょう」という話題を。
トレたま、つまりテレビ東京のビジネス番組「WBS」のコーナー「トレンドたまご」は、いろんなおもしろい製品を作っている会社を紹介する人気コーナー。
企業としては、こういうところに取り上げてもらいたいと心から思うはずです。
でも、もし御社がトレたまに出ることが決まったら、Web担当者のあなたは「わーい、トレたまに出る」と浮かれている場合ではありません。放送までに、こんなことに気をつけましょう。
サイトがスパイクアクセスに耐えられるか
トレたまで取り上げられた会社のサイトを見に行っても、アクセスできない状態になっていることが多いんですよね。
本当ならば急激なアクセス増に耐えられるようにインフラを整えておくのがいいのですが、なかなか短時間でそうもいきませんよね。
それならば、CloudFlareやAmazon CloudFront、IIJ GIOコンテンツアクセラレーションサービスのような、すぐに利用できるCDN(コンテンツ配信ネットワーク)を契約するとか、せめてホスティング会社に「○月○日にトレたまに出るので、対応できないか」と相談してみるというのはいかがでしょうか。
紹介されていた商材に関する情報がちゃんと掲載されているか
その情報はだれでも見つけてたどり着けるようになっているか
興味をもった人が次のアクションをできるようになっているか
意外と多いんですよ。「こういう製品がある」という情報を聞いてサイトを見に行っても、その製品の情報が掲載されていないということが。
サイトの奥のほうにそのコンテンツがあるのなら、トップページに「トレたまで紹介された製品○○について」と、わかりやすくリンクを置きましょう。
詳細を出せない状況でも、トップページのわかりやすい場所に「トレたまで紹介されたのはこういうものです」と軽く紹介するコンテンツを作っておきましょう。
そして、「詳細については、こちらに問い合わせを」と、ビジネスにつながる対象者が次のアクションをとれるように案内しましょう。
一度来てくれた人にまた来てもらうリターゲティングを設定しているか
テレビから人が来てくれるのは少しの間で、それぞれの人は一度っきりでしょう。そのタイミングを狙ってリマーケティング(サイトリターゲティング)を設定して、一度サイトを訪れてくれた人を対象に広告を出せるようにしておきましょう。製品を正式販売開始したタイミングで改めてリーチできます。
トレたまとはちょっと違いますが、中小企業向けホームページ作成のweb.comは、トップページのわかりやすいところで「ラジオでうちのことを聞いた人へ」「テレビでCMを見ましたか?」と明確に示しています。
せっかく最強のメディアであるテレビに出るんなら、これぐらいちゃんと「来てくれたあとの動線」を示したいものですね。
とはいうものの……問題は、どうやってトレたまに取り上げてもらえるかなんですよね。テレビ東京さんが、Web担枠とか作ってくれたらいいんですが……。
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