結局ドローンって何に使えるの?可能性を感じる世界のドローン活用法まとめ
おはようございます。小野寺です。
ドローンの話題ってほんとうに絶えないですよね。
ただ、盛り上がっているのはわかるものの、ビジネスとしてどんな風に使えるのか・使われているのか、ってあまり情報がないような気もしています。
そこで今回は、ドローンをビジネスに使っている企業・団体とその活用方法をざっくりとまとめてみました。
ドローンを使った配送サービス
海外のニュースでもよく見かけるドローンを使った配達サービス。
無人でいけることと、混雑状況などに関わらず時間通りに届けられるとあって、いろいろなところでテストが進んでいるようです。
amazon Prime Air
今年になってから、Amazonが無人機配達を英国で開始。
現状、法律などの関係で、英国でしかサービスが行われていませんが、今後、日本でサービスが始まる日が楽しみです。
こちら、動画もあったので見てみてください。
UPS(宅配便企業)
離島で物資を届けづらかったり、災害時に車が使えず配送出来なかったり、これまで物資を届けれなかった場所への郵送をドローンで行うことを考えているようです。
現状はテスト段階ですが、今後、海の上や、災害地を飛ぶドローンが増えていきそうですね。
ドミノピザ
ニュージーランドのドミノピザでは、ドローンを使った配達サービスを行っています。
出来てからいかにすぐ届けるかが、大事なピザ配達。ドローンを使うことで、渋滞に巻き込まれずに、配達ができそうですよね。実際に、ドミノピザでは、10分以内の配達を目指しているそうです。
取れなかったデータの取得
いままで広範囲に渡る地形のデータをとったりする場合には、人工衛星やヘリコプターを使う必要がありました。
そこにドローンが現れたことで、上空からの撮影を気軽に使えるようになり、そこでもビジネスが生まれています。
スマートアグリでのドローン活用
海外では、一般的な農家や、大学、企業に至るまで様々な農業団体において、ドローンが使われているようです。用途としては、上空から農地の写真をとることで
- 農地の水分量をチェックする
- 植物の健康状態を確認する
- ドローンで取れたデータをもとに収穫量予測
などなど。人力では限界があったことも可能にする優れた機能ばかり。一番の利点はプログラムしておけば、畑に行かなくてもこれらが実施可能ということです。
農業ドローンに関しては、以前デジマでもスマートアグリとして紹介しています。
Apple
Appleは地図データの改善の為に、ドローンを使用することを考えているようです。
ドローンによって、道路標識を調べたり、道路の変化を調べたりして、地図の更新にドローンを使うとか。
航空写真では判別の出来なかった標識の変化も捉えられるので、より渋滞緩和ができそう。
ドローンを使った監視
これまで固定だったり、人が持ち歩かないと行けなかったカメラ。ドローンに搭載する動きがあるようです。
警察
ある国の警察では、行方不明者の捜索、交通事故の監視、犯罪現場の撮影に無人機の使用を検討しています。
現状監視カメラで監視を行っていますが、カメラの可動域は限られています。その結果、死角がどうしても生まれてしまう。
カメラを固定することなく、ドローンでより自由にカメラの撮影を行う…という感じでしょうか。
自然公園(アフリカにある国立公園)
アフリカでは、密猟者を見つける為に、ドローンと熱視覚技術を使用しています。
広大な大地を人間で監視するのは、時間も人も必要で大変。
そういった問題に対して、ドローンを飛ばして、広い地帯を監視することが出来れば、安全かつ楽に監視が出来ます。
人間では非効率な分野の効率化
ドローンを使うことで、今まで大きく人員コストがかかっていた作業を効率化するという動きも生まれています。
Walmart(小売り)
Walmartでは、倉庫の在庫チェックにドローンを使うことを考えているようです。
ドローンを使えば、一ヶ月必要だった確認作業が一日で終わってしまうのだとか。大きな人件費の削減になりますね。
小売り企業だと配送用のドローンばかりが注目されているので、こういった使い方は珍しいと思います。
倉庫のモノの配置など、一部ドローン用に合わせなければならないところもあるような気もしますが、今後進んでいく分野なのかもしれません。
シェル石油(オイル企業)
Shellでは、ドローンを使って、石油ガス施設の人が検査するには危険な場所にドローンを送り込んでいます。
これまでは、工場を長時間閉鎖して、人間に危険が及ばないように多くの制限の中で作業を行う必要がありました。それがわずか数時間で終わるようになり、安全かつ効率的に検査ができるようになったようです。
NetWorks Rails (鉄道会社)
鉄道路線をドローンを使って、撮影し、3D画像としてスキャン。そうやって得たデータから、メンテナンスと現場労働者の分布を分析出来るんだそう。
将来的に、一人の作業員で鉄道の検査を出来るようにしていくらしく、大きな効率化が期待されています。
まとめ
いかがでしたか?
日本では、まだ映像表現としてのドローン活用が主かとは思いますが、海外視点でみるとすでにいろいろなビジネスが始まっているようです。
この波は少し遅れて日本にもやってくるはず。
現状はまだ、法律や住民の理解などの課題が山積みだと思いますが、いつかくるそのときに乗り遅れないように、情報をウォッチしなければ…ですね。
ではではー。
「BITA デジマラボ」掲載のオリジナル版はこちら結局ドローンって何に使えるの?可能性を感じる世界のドローン活用法まとめ2017/01/10
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