「Yahoo!検索」で商業施設のクチコミを生成AIが要約、検索結果上に表示する新機能提供

LINEヤフーは、検索サービス「Yahoo!検索」で全国約4万7000カ所のショッピングモールや小売店、百貨店などの商業施設を対象に、クチコミ情報を生成AIが自動的に要約し、検索結果上に表示する新機能の提供を始めたと7月31日に発表した。商業施設に関する情報収集をより効率的にする取り組みで、生成AIがクチコミからユーザー体験や施設の高評価なポイント、訪問の際に留意すべき点などを抽出し、最大5つの特徴を表示する。

OpenAIのAPIを活用した新機能によって、施設のクチコミをすべて読まなくても情報や評価をひとめで確認でき、公式情報が少ない施設でも要約されたクチコミから情報を得られる。一定期間内に投稿されたクチコミが要約対象なので、新しい情報を中心に要約文章を確認できる。AI要約機能は「Yahoo! JAPAN」アプリ(iOS/Android版)、スマートフォン向けブラウザー版「Yahoo! JAPAN」、「LINE」アプリのWeb検索で表示される。

これまで商業施設を検索すると、「Yahoo!マップ」などに投稿された各クチコミを一覧で表示していた。同社アンケート調査で全国のユーザー約64%が「クチコミが多すぎて必要な情報を見つけにくい」「施設情報が少ない」「情報が古い」と回答しており、こうした悩みを解消するため商業施設の検索結果にクチコミ要約の機能を追加した。クチコミが一定数以上投稿されている施設にのみ表示される。