キーワードの検索ボリュームをなるべく低予算で知る方法は?
ひとりで頑張るSEO担当者さんの悩みに答える本連載。今回の質問は「キーワードの検索ボリュームをなるべく低予算で知る方法は?」です。この回答は「Google 広告のキーワードプランナーが目安になります」です。
キーワードの検索ボリュームを知りたいときのツールは?
今回の相談内容は「キーワードの検索ボリュームをなるべく低予算で知る方法は?」というものです。ペンネーム「さくら」さんが寄せてくださいました。ありがとうございます。
検索ボリュームを調べるツールでおそらく最もよく使われているのは「Google 広告 キーワードプランナー」です。Google 広告のアカウントをもっていないと使えないという制限がありますが、何度でも無料で使えます。データはGoogleが提供しているので、サードパーティー製のものよりも正確性が高いといえます。
検索ボリュームの小ささに惑わされない
キーワードプランナーを使って検索ボリュームを調査していると、確度の高そうな絞り込まれたキーワードでは検索ボリュームが小さすぎる事態によく遭遇します。月間検索ボリュームがゼロや数十などと出てしまうのです。その場合でもすぐにあきらめる必要はありません。
キーワードプランナーで月間検索ボリュームがゼロから数十程度と出ても、実際には数百回かそれ以上の検索ボリュームがあることも少なくありません。コンバージョン確度の高そうなキーワードが月間に数百回も検索されているなら、価値は十分にあります。
サジェストキーワードや「他の人はこちらも検索」に注目
検索ボックスにキーワードを途中まで入力したときに表示される検索キーワード候補(サジェストキーワード)や、検索結果画面の下部に表示される「他の人はこちらも検索」の欄に表示されるキーワードであれば、月あたり数百回のボリュームがあることがほとんどです。
キーワードプランナーで月間検索ボリュームがゼロから数十程度と出てもあきらめずに、サジェストキーワードや「他の人はこちらも検索」も参考にしながら、自社の商品にターゲティングされたキーワードを探していきましょう。
まとめ
検索ボリュームの調査はGoogle 広告のキーワードプランナーを中心に、サジェストキーワードや「他の人はこちらも検索」も参考にしながら調査できます。キーワードプランナーで表示される検索ボリュームがゼロから数十程度だったとしても、サジェストキーワードや「他の人はこちらも検索」に出るキーワードなら、数百回のボリュームがある可能性が高いことにも留意しましょう。
より正確な数値がほしい場合には、実際にGoogle 広告に出稿してみるのもひとつの方法です。知りたかったキーワードの検索ボリュームだけでなく、意外なキーワードが新しく見つかる可能性もあるので、インテントマッチ(従来「部分一致」と呼ばれていたもの)で出稿してみるのがおすすめですよ。
P.S.
本コーナーでは、読者の質問にお答えしています。誰にも聞けずに困っていること、現場で感じるふとした疑問など、どしどし質問をお寄せください。
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