DAC、スマートフォンの利用実態調査、広告効果や購買への影響の大きさが明らかに

通常の携帯電話と比べて購買過程で利用率が高くGPSで店頭に行った経験は約3倍

インターネット広告のデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)は、スマートフォンの利用実態調査の結果を11月4日発表した。スマートフォンは購買の過程でPCインターネットに続いて利用率が高く、スマートフォンに搭載のGPS機能を使って店頭に行った経験は通常の携帯電話の3倍近くにのぼっていた。スマートフォンは、広告効果や購買行動に与える影響が大きいことが分かった。利用者は男女とも20代が最も多かった。

調査は、スマートフォンユーザーと通常の携帯電話ユーザー各1000サンプルを対象に9月にインターネットで実施した。スマートフォンは商品やサービスの購買過程で情報入手や検索、比較検討のツールに使われることが多く、利用率はスマートフォンユーザーの情報入手でPCインターネット、テレビに次いで3番目、検索、比較検討はどちらもPCインターネットに次いで2番目に高かった。従来の携帯電話ユーザーの携帯電話利用率は、検索は2番目だが情報入手と比較検討は8番目だった。

店頭への誘導効果に関しては、GPSで店舗を検索した経験がある層は、通常の携帯電話の25.2%に対しスマートフォンは2.5倍の64.2%、GPSで店舗に行った層は、それぞれ16.8%、46.8%とスマートフォンが2.8倍、GPSで行った店舗で商品を購入した層は各5.4%、18.8%でスマートフォンが3.4倍となった。年代別利用率では、20代が男性23.9%、女性20.5%と最も高く、男女とも年代が上がるほど低かった。

デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム
http://www.dac.co.jp/

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