KDDIウェブ、米クラウド電話API「Twilio」を日本で提供開始

インターネット上からの電話発信・受信ほか、録音、音声合成など多数の機能が使える。初期費用は無料

KDDIウェブコミュニケーションズは4月17日、米Twilio社が提供するクラウド電話API「Twilio」(トゥイリオ)の日本国内向けサービス提供を開始したと発表した。

クラウド電話APIは、インターネット上から電話への発信・受信ができるサービス。公開されたAPIをウェブサイトやアプリケーションなどに実装するだけで、電話の送受信機能、アップロードした音声を再生する再生機能、文字列を音声に変換できる音声合成機能、ネットワークを通して音声データを送受信するVoIPやSMSの機能などが利用できる。

たとえば、Webサイト上にボタンをクリックするだけでユーザーが電話発信できる仕組みを設けたり、ユーザーが閲覧中のURL情報を自動的に送信し、サポートスタッフが問い合わせ内容を瞬時に把握する、といった仕組みを簡単に実装可能だという。

Twilioの特徴。通話以外にもさまざまな機能を有する

Twilioのサービス登録を行うと050番号が発番され、固定電話や携帯電話に受信・発信が可能になるほか、音声合成、オーディオ再生、通話録音・保存などの各種APIが利用可能になる。初期費用は無料、月額の電話番号利用料は490円。通信料は、固定電話宛が9円/分、携帯電話宛が19円/分、VoIP宛通信が0.25円/分。着信料は、VoIPからが0.25円/分、VoIP以外からが1円/分。

Twilioはクラウド電話API分野で高い認知・実績を誇り、世界40か国以上でサービスを提供し、その利用開発者数15万人に上る。KDDIウェブコミュニケーションズでは、2012年10月にTwilio社と業務提携を締結し、サービス提供に必要な各種設備や日本国内の通信事業者との接続、サポートの設置など、日本での利用環境を整えてきていた。なお、2012年4月から提供するクラウド電話API「boundio」は、2013年4月16日をもって新規提供を終了しており、今後は機能がより充実したTwilioのサービス拡充を図っていくという。

Twilio
http://twilio.kddi-web.com

KDDIウェブコミュニケーションズ
http://www.kddi-webcommunications.co.jp/

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