飲食店検索サービスの利用率1位は食べログ。ホットペッパーグルメ、ぐるなびが続く【テスティー調べ】
テスティーは男女16,007人を対象に、飲食店検索の主要4サービス(「食べログ」「ホットペッパーグルメ」「ぐるなび」「Retty」)に関する調査を実施した。
利用経験、直近の利用率ともに食べログがトップ。ホットペッパーグルメ、ぐるなびが続く
男女16,007人(10代6,542人、20代4,261人、30代以上5,204人)を対象に、飲食店検索サービスの利用経験について聞いた結果がこちら。食べログの利用経験者が最も多く、全体では48.4%(10代で36.3%、20代で61.9%、30代以上のうち52.6%)となった。
年代で見ると、食べログ/Retty/ホットペッパーグルメの利用経験率は20代が最も高く、ぐるなびの利用経験率は年代が上がるにつれ高くなる傾向が見られた。また、いずれのサービスにおいても男性よりも女性の利用経験率の方が高い。
4サービスのうちいずれかを利用したことがあると回答した10,146人を対象に、直近1年以内に利用した飲食店検索サービスについて聞いた結果は以下のとおり。
利用経験率と同様、直近1年間の利用経験においても食べログの利用率が最も高く、飲食店検索サービス利用経験者のうち60.4%となった。次いでホットペッパーグルメが44.5%、ぐるなびが35.0%、Rettyが11.2%となっている。
年代に関しても利用経験と同様の動きを見せており、ぐるなび以外の3サービスに関しては20代が最も利用し、ぐるなびは年代が上がるにつれ利用率が高まっている。また男女別でみると、食べログ/ぐるなび/Rettyは男性の利用比率が、ホットペッパーグルメは女性の利用率が高い。
直近1年以内に4つの飲食店検索サービスのうちいずれかを利用したと回答した8,843人を対象に、他3サービスとの併用状況を聞いた結果がこちら。
Retty利用者の併用数が最も多く、平均2.2個の飲食店検索サービスを併用している。逆に最も併用数が少なかったのは食べログ利用者で、平均1.0個。
飲食店探しで気にする点は「価格帯」「口コミ」「メニュー」
直近1年以内に4つの飲食店検索サービスのうちいずれかを利用したと回答した8,843人に、「飲食店を探す際に重視するポイント」について聞いた結果は以下のとおり。
最も重視するポイントは男女ともに「価格帯」で全体の76.2%。次いで「口コミ」が57.5%、「メニューの数・種類」が51.9%となった。「写真(メニュー)」に関して、男性は41.9%、女性は58.8%となり、差異が見受けられた。
各サービスの利用者ごとに重視するポイントを比較したものがこちら。
4サービスともに第1位は「価格帯」、第2位は「口コミ」であった。3位以降には差異が見られ、ぐるなびとホットペッパーグルメでは「メニューの数・種類」が、食べログとRettyでは「写真(メニュー)」が3位となった。
アプリ利用率第1位はホットペッパーグルメ
飲食店検索サービスを利用する際、Web版とアプリのどちらを使っているかを聞いた結果は以下のとおり。4サービスいずれも、Web版を利用する人のほうが多い。
男女別にみると、男性は女性に比べてアプリ利用率が高い。サービス別では、ホットペッパーグルメがサービス利用者に占めるアプリ利用者の割合が最も高い。
なお、本調査の続編として、利用率1位である食べログに焦点を当て、Webサイトとアプリの違いやNPS分析調査の結果をまとめた記事が同社のブログに公開されている。
- 飲食店検索サービスに関する調査【中編】 *食べログのWebサイトとアプリの差を調査したもの
- 飲食店検索サービスに関する調査【後編】 *食べログのNPS調査の分析結果を中心に、サービス活性化に関する考察をまとめたもの
調査概要
- 【調査対象】スマートフォンアンケートアプリ「TesTee」のモニターのうち、10代〜30代の男女
- 【調査方法】インターネット調査(ネットリサーチ)
- 【調査時期】2018年11月21日~11月26日
- 【回答者数】16,007人(10代男性3,434サンプル、10代女性3,108サンプル、20代男性2,124サンプル、20代女性2,137サンプル、30代以上男性2,631サンプル、30代以上女性2,573サンプル)
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