転職サイトの「NPS」、1位はIndeed。代表的な6社で2極化進む【NTTコム オンライン調べ】

転職サイト6社および転職エージェント6社の利用者に、アンケートを実施。

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションは、「NPS」に関する調査結果を発表した。転職業界を対象に、転職サイト6社および転職エージェント6社の利用者にアンケートを行っている。

「NPS」(Net Promoter Score)は、企業やブランドに対する“愛着・信頼の度合い”を示す指標。企業のブランドやサービスを「友人や同僚に薦めたいか?」という質問を行い、推奨する人の割合から推奨しない人の割合を引くことで算出する。顧客のロイヤルティ、継続利用意向、さらには企業の成長の指標として活用するケースが国内外で増えている。

転職サイトのNPS1位はIndeed、転職エージェント1位はジェイ エイ シー リクルートメント

今回の調査は、転職関連サイト部門では「BIZREACH」「DODA」「Indeed」「エン転職」「マイナビ転職」「リクナビNEXT」の6社、転職エージェント部門では「DODAエージェントサービス」「エン エージェント」「ジェイ エイ シー リクルートメント」「パソナキャリア」「マイナビエージェント」「リクルートエージェント」の6社が対象。

それによると、転職関連サイト部門のNPSのトップは「Indeed」-20.1ポイント。NPS平均は-44.0ポイント(昨年比+0.5ポイント)だった。上位2社平均が-26.4ポイントだった一方、下位4社の平均は-52.7ポイントで、二極化が見られたという。

転職エージェント部門のNPSのトップは「ジェイ エイ シー リクルートメント」-28.7ポイント。NPS平均は-35.5ポイント(昨年比+2.0ポイント)だった。こちらは上位と下位に大きな差はなく、二極化などの傾向は見られない。

転職関連サイト利用者のNPS、かならずしも年収に比例せず

回答者の個人年収別に見ると、転職関連サイト部門では、「500万円以上800万円未満」の層がNPSがもっとも高かった。一方、転職エージェント部門では「800万円以上」の層がもっとも高く、年収が高い層ほどNPSが高くなる傾向が見られた。

個人年収別NPS(転職関連サイト部門)
個人年収別NPS(転職エージェント部門)

転職サイト部門では、「業界や役職、年代等に特化した専門性の高さ」「スカウトメールの適切さ」「希望にあった転職の実現」への評価が、500万円以上800万円未満の層で特に高く、転職エージェント部門では「スカウトメールの適切さ」「面接の通りやすさ」「応募先企業との交渉力」の満足度が、年収800万円以上の層で特に高かった。

調査概要

  • 【転職関連サイト部門の対象企業】BIZREACH(ビズリーチ)、DODA(デューダ)、Indeed(インディード)、エン転職、マイナビ転職、リクナビNEXT
  • 【転職エージェント部門の対象企業】DODA(デューダ)エージェントサービス、エン エージェント、ジェイ エイ シー リクルートメント、パソナキャリア、マイナビエージェント、リクルートエージェント
  • 【調査方法】NTTコム リサーチによる非公開型インターネットアンケート
  • 【調査対象】インターネットリサーチモニターのうち上記の利用者である20代以下~60代以上の男女
  • 【調査期間】2019年9月3日~5日
  • 【有効回答】転職関連サイト部門:1,112名、転職エージェント部門:1,055名
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