ライブコマース利用経験は1割強、購入した配信は「YouTube」「Instagram」「LINE LIVE」【MMD研調べ】
MMD研究所は、ライブコマース視聴経験者・視聴検討者500人(予備調査5,000人)を対象に、「ライブコマースに関する利用実態調査」を実施した。
ライブコマースの利用経験は12.7%、認知は43.2%
まず5,000人に「ライブコマース」の認知・利用状況について聞くと、「まったく知らない」56.8%が最多で、「言葉は聞いたことがあるが、利用方法や内容はよく知らない」14.8%、「だいたいどんなものか分かるが、視聴したことはない」12.9%、「視聴したが購入したことはない」6.9%、「視聴し購入したことがある」5.8%などとなった。利用経験者は計12.7%と算出される。
ライブコマースでの購入経験者290人に、「商品をどのように購入したか」を聞くと、「配信画面からすぐにアクセスできるECサイト」48.6%が最多で、「他サイトとも比較し、価格が安いECサイト」47.6%、「実店舗」41.0%が上位だった。
男女別では、男性(n=135)は「他サイトとも比較し、価格が安いECサイトで購入」57.0%が最多だったが、女性(n=155)は「配信画面からすぐにアクセスできるECサイトで購入」45.8%が最多で、微妙に差異が生じている。
ライブコマースの利用メディア、トップは「YouTubeのライブ配信」
ライブコマースを認知していた2,159人に、「今後ライブコマースを利用したいか」を聞くと、「利用したい」8.2%、「やや利用したい」14.9%で、それほど高くはない。ただし年代別では、20代(n=512)で29.9%、10代(n=88)で29.5%などとなっており、今後の普及の可能性は高い。
そこで、ライブコマース視聴経験者413人に、商品購入につながった配信メディアについて聞くと、「YouTubeのライブ配信」25.7%が最多で、「Instagramのライブ配信」19.1%、「LINE LIVEのライブ配信」14.3%がそれに続いた。ライブコマースメディアの人気の目安となるだろう。
調査概要
- 【調査対象】予備調査:18歳~59歳の男女、本調査:ライブコマース視聴経験者または視聴検討者
- 【調査方法】インターネット調査
- 【調査期間】2021年4月16日~18日
- 【有効回答数】予備調査5,000人、本調査500人
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