日本のiPhone販売価格、じつは世界最安。34か国比較で判明【MM総研調べ】
MM総研(MMRI)は、iPhoneの販売価格の調査結果を発表した。2022年6月時点の世界34の国・地域におけるアップルオンラインストアでの価格を比較分析した。
比較対象は以下の3モデル。
- iPhone 13 128GB(日本発売:2021年9月24日)
- iPhone 13 Pro Max 1TB(日本発売:同上)
- iPhone SE第三世代64GB(日本発売:2022年3月18日)
「iPhone 14」シリーズは大幅な値上げに?
各国での販売価格を6月1日時点の為替レートに基づき円換算した。その結果、日本の販売価格は、iPhone 13が「98,800円」、iPhone 13 Pro Maxが「194,800円」、iPhone SE3が「57,800円」だった。これは、日本、香港、タイ、韓国、マレーシア、台湾、中国、米国、ノルウェー、ハンガリー、スイス、アラブ首長国連邦、ニュージーランド、シンガポール、ドイツ、オーストリア、オーストラリア、フィリピン、フランス・スペイン・オランダ、イギリス、ポーランド、カナダ、ポルトガル・フィンランド、チェコ、スウェーデン、イタリア、デンマーク、インド、メキシコ、トルコ、ブラジルの34国・地域における最安値だった(並びは価格が安い順)。
また比較のため、2021年9月24日の為替レート(iPhone 13シリーズの発売日)でも価格を算出したが、iPhone 13が2番目、iPhone 13 Pro Maxが3番目、iPhone SE3が11番目に安かった。
価格が安いのは、日本のほか、香港、タイ、韓国、マレーシア、台湾などアジア各国にほぼ集中。西欧ユーロ圏がそれに続き、もっとも高いブラジルではiPhone 13「207,221円」、iPhone 13 Pro Max「408,278円」などとなっている。そのため、海外利用を目的に日本でiPhoneを購入する外国人も一定数存在するという。
日本のiPhone価格は現在かなりの“お得感”があるが、今秋に販売される予定の後継機種「iPhone 14」シリーズは、半導体不足や円安の影響から大幅な値上げが予測される。
調査概要
- 【販売価格】アップルオンラインでの直販価格(2022年6月時点。消費税などの税金を含む。米国はニューヨーク州、カナダはオンタリオ州として計算)為替:2022年6月1日および2021年9月24日時点
- 【対象国・地域(全34)】日本、香港、タイ、韓国、マレーシア、台湾、中国、米国、ノルウェー、ハンガリー、スイス、アラブ首長国連邦、ニュージーランド、シンガポール、ドイツ、オーストリア、オーストラリア、フィリピン、フランス・スペイン・オランダ、イギリス、ポーランド、カナダ、ポルトガル・フィンランド、チェコ、スウェーデン、イタリア、デンマーク、インド、メキシコ、トルコ、ブラジル。
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