通販市場の売上高は23年連続で拡大中、2021年度は「11兆4,600億円」【JADMA調べ】

2020年度は過去最高の20%以上の伸びだったが、2021年度は従来レベルに落ち着く。

日本通信販売協会(JADMA)は、2021年度(2021年4月~2022年3月)における通販市場の売上高について発表した(速報値)。

通信販売とは、郵便や宅配便を用いた販売方法で、カタログショッピング・テレショッピング・オンラインショッピング(EC)・個別店舗の通販などを広く含んでいる。

2021年度は、例年並みの成長に戻る

この調査によると、2021年度の通販全体の売上高は「11兆4,600億円」(前年比7.8%増)で、前年から8,300億円の増加だった。商材の全体傾向としては、家電・家具・食品など、在宅時間を充実させるアイテムが好調だった。

2020年度はコロナ禍を背景に、調査開始以来過去最高となる20%以上の伸びを見せたが、2021年度は、例年並み(直近10年の平均成長率8.5%)だった。1998年度以来、23年連続して増加傾向が続いているという。

調査概要

  • 【調査方法】会員情報に加えて、協会会員420社(調査時点)を対象に実施した「第40回通信販売企業実態調査」から得た回答の売上部分を先行集計した結果と、各種調査から推計できる有力非会員357社の売上を加えて算出(衣料品や雑貨、化粧品、健康食品などの物販を中心に推計)
  • 【調査時期】2022年6月17日~8月15日
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